紫色の花と背の高い茎が可愛らしいホスタという品種をご存知でしょうか。
ホスタは比較的背の低い葉からすっと伸びる背の高い幹、そして紫色で鈴のような形をした可愛らしい花が魅力的な品種です。
今回はホスタの育て方について紹介します。
ホスタは別名ギボウシとも呼ばれており、日本伝統の建築様式に見られる神社や寺院の手すりなどの先端に施される「擬宝珠(ギボウシュ)」に似ていることからこのように呼ばれています。
ユリなどの仲間の品種で東アジアを中心に20種類以上が自生しています。
背の高さは20センチ〜50センチほどの比較的背の低い種類ですが、花の咲く茎が20センチほど伸びていますので、葉部分だけだとそこまで背が高くありません。
日本はもちろん、北米では庭木として人気があります。
ホスタは非常に耐陰性の高い品種で日当たりが悪い場所でも育てることが出来ます。
とはいえ、植物ですので光合成はします。
したがって、地植えをする場合にはある程度、日あたりも考慮して植える必要があります。
また、土に関しても非常に丈夫で基本的にはどのような土でも育ちます。
水やりは基本的には土が乾燥してきたら水やりをするようにします。
地植えの場合は特に感想している場合以外は取り立てて水やりをする必要はありません。
比較的丈夫なホスタですが、白絹病という病気にかかりやすい特徴があります。
かかりやすいと言っても神経質になるほどではありませんが。
白絹病にかかると茎の付け根や周囲の土に繊維状の菌糸で覆われ、徐々に枯れていきます。
そして、厄介なのが白絹病は一度かかると治すことが出来ないため、万が一、白絹病の疑いがある場合は株ごと破棄し、周囲の土も別の場所に移動させるようにしましょう。
今回は紫の花と育てやすさが魅力のホスタの育て方について紹介しました。
この記事を参考にしていただき、ホスタの生育にチャレンジして見てはいかがでしょうか。
※トップ画像はPhoto by miibuさん@GreenSnap