ハートツリーをご存知でしょうか?
近年、改良によって生まれた品種の一つで、赤いハート型のかわいい実をつけることで人気の高い植物です。
今回は、ハートツリーの概要と育て方について紹介します。
ハートツリーは「ハリツルマサキ」という品種の植物で、本来は沖縄などの温かい地域に自生している植物です。
しかしハリツルマサキは球状の実をつける植物ですが、突然変異でハート型の実をつけるものが度々ありました。
そのハート型の実を付けるものだけを選抜し交配を重ねたことによって生まれました。
木の高さは80センチほどから高いものだと5メートルくらいまで成長します。
ハートツリーはそもそも観葉植物向けの品種ではありません。
通常、観葉植物として流通する品種は他の植物と比較して耐寒性、耐陰性、耐乾性の優れている品種が多いです。
しかし、ハートツリーは日陰に弱く、温度も低すぎると元気がなくなってしまいます。
そのため、基本的には日のよく当たる屋外で育てるようにしましょう。
また、寒さにも強くないため、冬場は室内に入れて温度管理に気をつけなければいけません。
また、水やりは土の表面が乾いたら上げるようにしましょう。
ハートツリーを育てる醍醐味といえばやはりハート型の実にあると思いますが、実をつけるためには昆虫や、風などによる受粉が必要です。
そのため、花が咲く5月〜7月の間は受粉が進むように風当たりの良い場所や、虫が来やすいような環境にしておくことが必要となりますので注意が必要です。
今回はハートツリーの概要と育て方について紹介しました。
是非、参考にして頂いてかわいい実を楽しんでいただければ幸いです。
※トップ画像はPhoto by さと~さん@GreenSnap