ぶどうの実とそっくりな果実が成るシーグレープは、ワインやジャム、酢にも加工されるフロリダの観葉植物です。今回は、シーグレープについて特徴や育て方などをご紹介します。
シーグレープは約150種あるコッコロバ属の一つに入る南米北部や西インド諸島そしてフロリダ南部の海辺に自生する潮風に強い観葉植物です。
シーグレープの特徴は幹が多方向に曲がり、丸く可愛らしい葉の形に育ちます。つるつるした光沢のある葉できれいな緑色と葉脈があります。
シーグレープは蜜が多い白い花を咲かせ、ぶどうのような果実を実らせます。ぶどうのような房になるためシーグレープという名前になっています。
別名でも「浜辺ぶどう」とも呼ばれています。
用土は観葉植物の土などの水はけの良い土を選びましょう。5〜6月ぐらいに赤玉土などを敷いて浅植えし、種を蒔きましょう。
水やりには春から秋にかけては土の表面が乾いたら水をたっぷり与え、冬は乾燥気味に管理します。
寒さに非常に弱い植物で最低でも10度以上は必要です。
直射日光に当てると葉焼けを起こしやすくなりますので、半日陰やレースカーテン越しで管理します。
肥料は生育期の春から秋に置き肥を定期的に与えるようにします。
また、液体肥料を水などで薄めて3回に1回のペースで水の代わりに併用するのもいいでしょう。
シーグレープの実が成るとジャムやワイン、お酢に加工されます。
そのままで食べると酸味が強いので原産地ではあまりそのままで食べることがありません。
フロリダでは市街地で植え込み用にされるシーグレープについてご紹介しました。
ジャムや酢にも加工できる果実を実らせるまで育ててみてください。
※トップ画像は、Photo by KYOさん@GreenSnap