ツタ類の観葉植物にはアイビーやヘデラなどさまざまな呼び名があり、鉢植え、寄せ植えのあしらい、建物周りなどに頻繁に利用されています。今回の記事ではツタ類の観葉植物の種類や植え方のポイントなどについて詳しく解説していきます。
ツタ類の観葉植物には耐寒性の低いものもあり、そのまま戸外に使えない場合もあります。そこで、ここからは戸外でも植えることができる代表的な品種について紹介します。
ナツヅタは落葉性で、秋は美しく紅葉するのが特徴です。冬は葉がなくなって壁面が現れます。強健で公害にも強く、耐寒性も高いです。
キヅタは常緑性ですが、寒さに少し弱いので東北以南での植栽がおすすめです。グランドカバーとしての利用もできます。
ヘデラ・ヘリックスは常緑のアイビーの仲間で、タイプも品種によってさまざまなものがあります。ナツヅタと混植すると成長が早まります。
ヘデラ・カナリエンシスは、常緑のアイビーの仲間で大きな葉が特徴です。グランドカバーとしては最も多く利用されている品種です。寒さには少し弱いので関東地方以南での植栽がおすすめです。
ツタを壁面に這わせることで、さまざまな効果が得られます。夏の日差しを遮るだけでなく、断熱効果、遮音効果もあります。また、コンクリートのひび割れを防止する効果もあります。
壁面にカケや隙間のある場合は、壁のヒビなどに根が入り込んで、内部に侵入してしまう場合もあります。建物の構造に影響を与えてしまう場合もあるので、時々観察して伸び具合を見てください。また、手入れが行き届かず伸び放題だと、かえって見苦しく荒れた印象になってしまうので気をつけましょう。
戸外に植えることができるツタ類の観葉植物について紹介しました。表情豊かなツタ植物を美しく植えてみましょう。
※トップ画像はPhoto by BoBoさん@GreenSnap