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溶かしたアルミニウムを砂浜に流し込んでオブジェを作る新潟大の三村准教授=5月26日、上越市【北陸新幹線で行こう!北陸・信越観光ナビ】
新潟県上越市直江津地区を舞台にしたアートイベント「なおえつ うみまちアート2024」の開催を前に、出展作家が5月26日、同地区の砂浜で作品制作を行った。直江津の海をイメージしながら、溶かしたアルミニウムを砂浜に流してオブジェを作った。
イベントは2021年に市が主導し、プロの現代アート作家の作品を展示する大規模イベントとして開催。その後は市民が主体となり、町中に市民作家や地元の子供の作品なども展示している。4回目となる2024年は8月24日〜9月16日に開催される。
5月26日には、自然の風景などをモチーフにした作品を手がけてきた新潟大の工学部と教育学部の准教授、三村友子さん(36)が作品作りをした。うみまちアートに初めて出展するという三村さんは、直江津の海や波の音などから感じ取った印象を基に、溶かしたアルミニウムで弧を描くように砂の上に流し込み、広がる海岸線を表現。縦約1メートル、横約2メートルの作品が出来上がった。
三村さんは「近くに住んでいる人にとってありふれた日常かもしれない海のある風景を、作品を通じて捉え直してもらえればうれしい」と話している。
作品は期間中、上越市中央3の旧直江津銀行「ライオン像のある館」の中庭に展示される予定。
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