色鮮やかなバラが咲きそろう県花総合センター【北陸新幹線で行こう!北陸・信越観光ナビ】
砺波市内の施設や公園で、初夏のバラが見頃を迎えている。同市高道の県花総合センターは例年と比べて花の発色が鮮やかで、47品種350株が咲く公園もある。いずれも6月上旬まで楽しめる。
県花総合センターは、250平方メートルの花壇に60品種200株が植えられている。1966年に誕生した朱色の「プリンセス・ミチコ」をはじめ、歴史ある品種が多いのが特徴だ。
花の発色が鮮やかになった理由について、担当者は「4〜5月にかけて昼夜の寒暖差が大きかった影響でバラの生育が緩やかとなったため」とみる。
色合いだけでなく、風に乗ってバラの香りも楽しめる。金沢市からカップルで訪れた山澤実千さん(21)は「柔軟剤のような良い香りがした」と笑顔を見せた。
47品種350株が植えられているのは、同市東保の北陸コカ・コーラボトリング砺波工場に隣接する「さわやかパーク」。黄色の「ゴールデンボーダー」やピンク色の「アラン・ティッチマーシュ」などが咲く。友人と訪れた小矢部市後谷のパート、細川貴子さん(57)は「バラは赤色というイメージがあったが、さまざまな色があって驚いた」と目尻を下げた。
同パークは2012年に整備。地域住民の憩いの場として一般開放している。剪定(せんてい)作業を担う浦宗徳さん(59)は「長くバラを楽しんでもらえるよう小まめに剪定したい」と話した。
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