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Vol.92 「ゴマサバの滝登り」ツアー8月編、市民風車、田んぼアート

  • 2015年9月17日

 8月下旬から11月上旬にかけて、断続的に全国14カ所をピアノ弾き語りで回るツアー「ゴマサバの滝登り」が始まっています。まずは夏の終わり、北海道と東北へ向かいました。東京の暑さを逃れるいい機会でもあったんですが、全国的に低い気温が続き、残暑があまりない夏でしたね。

 まずは北海道・札幌。今までいろんなところで歌っていますが、今回初めてライブをさせてもらったのは「のや」というレストラン。「札幌軟石」の石造りで出来た古い大きな建物。札幌軟石とは、昔、支笏湖が出来た時の火山活動における火砕流が、長い年月をかけて固まったものとされています。今は採掘が一部でしか行われていませんが、明治時代には建造物の資材として多く使われていました。

ツアー「ゴマサバの滝登り」

 グランドピアノと軟石の響きが相まって、とても気持ちの良い空間になりました。ライブ後は、フォーク全盛の時代から様々なライブを開催してきた店主・川端さんによる、たくさんの当時の逸話が聞けて、楽しかったです。

 「きこえる・シンポジウム」にかつて参加してくれた北海道グリーンファンドの小林ユミさんも、聴きにきてくれました。以前見学に行かせてもらった、一般市民の出資金によって建てられた「市民風車」は、北海道を中心に増え続け、今では全国で18基もあるそうです。僕も石川県能登半島の市民風車「のとりん」に出資していて、年に1度、配当金を受けています。

 翌週、東北はまず仙台へ。SENDAI KOFFEEというお店にはアップライトピアノがあって、調律師の今野さんがライブの直前にいつもメンテナンスしてくれるのですが、ライブが始まると誰よりも盛り上がって大きな拍手や歓声をくれます。仙台でのライブは「ともす東北」というプロジェクトの一環で、去年の3月11日に仙台駅前で歌わせてもらった以来。もちろん「南三陸ミシン工房のうた」も歌いました。

SENDAI KOFFEE

 その翌日は岩手県の水沢へ。もともとは水沢市でしたが、2006年に合併して奥州市水沢区になりました。近くに世界遺産の平泉がありますね。10人入ればいっぱいの、小さな手づくり雑貨のお店、summer night sketchでライブ。僕の今までのライブのなかでも、一番小さな空間だったかもしれません。

 さらにその翌日は、青森県弘前市へ。Hachicafeという、まだ開店して1年も経たない新しいお店でライブをさせてもらいました。秋田県出身の店主・佐藤さんが、秋田の「08 COFFEE」のコーヒーと、青森の「コノハト茶葉店」のお茶にこだわりながら、お店を切り盛りしています。光栄なことにお店初のライブだったのですが、お子さん連れも多くて、和やかなひとときになりました。

 弘前に向かう途中に立ち寄ったのが、青森県の田舎館(いなかだて)村。この村は「田んぼアート」で有名で、僕も見に行ってきました。車で、道の駅「いなかだて 弥生の里」へ。展望台から見下ろすと、スターウォーズのC3-PO、R2-D2、BB-8が出迎えてくれます。あまりにも広過ぎて、パノラマ撮影でないと撮れませんでした。ちなみにこの場所ともうひとつ、映画「風と共に去りぬ」を描いた田んぼも、見応えがあります。近くで見ると、緑、黄緑、黄色、白、赤、黒など、いろんな色の苗が植えられていました。このときは収穫前で、ちょうど見頃でしたね。

田んぼアート「スターウォーズ」

 前述した「ともす東北」を通じて、僕もお世話になっている博報堂の鷹觜(たかのはし)愛郎さんという方がいるのですが、この田舎館村の田んぼアートと関わりの深い「Rice Code」というプロジェクトの主要メンバーでもあります。田んぼアートをスマートフォンの専用アプリを使って写真を撮ると、田舎館村のお米を購入出来るという仕組み。通り過ぎるだけの観光で終わらせないのが狙いで、この画期的なプロジェクトは、2014年のカンヌ国際クリエイティビティ・フェスティバルで金賞を受賞しました。展望台からは誰もが写真を撮っていたので、なかにはお米を購入していた人もいたのではないかなぁと思います。

 弘前のライブを見にきてくれた方のなかには、田んぼアートの絵を描いている方の息子さんがいらしたり。日本を巡っていると、いろんなつながりに出会えて、そのたびに嬉しくなります。今月は中部・北陸・信越地方、それ以降は西日本と、全国をまわっています。ぜひどこかで皆さんにお会いできたら!ツアーの詳しい情報はこちらをどうぞ。




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