マレーシア旅行で人気のペナン島は、マレー半島沖のマラッカ海峡に浮かぶ島です。かつてイギリスの植民地として栄え、いまも植民地時代の美しい街並みが残る世界遺産の街・ジョージタウンを歩くと、東西の文化が融合したエキゾチックな雰囲気を感じられます。
そんなジョージタウンは美食の街としても知られており、なかでも「ホッケンミー」や「アッサムラクサ」といった地元の屋台料理は安くておいしいと評判です。
手軽に屋台料理を楽しみたいなら、ジョージタウンの中心部にあるユニークなランドマーク「New World Park(ニューワールドパーク)」の中にあるフードコート「New World Park Food City(ニューワールドシティパーク/(新世界美食城)」をおすすめします。
テーブルや椅子がたくさん並べられた広いスペースを取り囲むようにさまざまな屋台料理のお店が軒を連ねています。観光客だけでなくローカルの人たちにも人気ですが、豚肉を使った料理もあるのでマレー系(イスラム教徒)の方はほぼおらず、中華系の方が多いようです。
ここに来たらぜひ食べてほしいのが、ペナン名物の海老のスープ麺「ホッケンミー(福建麺)」。クアラルンプールで食べる汁のないホッケンミーとはまったく別物です。
スープには海老のうまみが凝縮されており、具材には海老、豚肉、ニラが使われています。好みでレンゲの辛味調味料を溶かしながらいただきましょう。
ユニークなのが、このホッケンミーには黄色くて太い麺と白くて細い麺の2種が入っていること。食感の違いもぜひ味わってみてください。価格は6〜7リンギット(186〜217円程度)です。
「PENANG HOKKIEN MEE」と書かれたオレンジ色の看板が目印です。
なお、こちらのお店には、屋台でホッケンミーを売っている男性の古い写真が飾られていますが、これは店主の若いときのものだとか。何十年にもわたってこの地で愛されてきたホッケンミーを、手軽にフードコートで食べられるのはうれしいですね。
平麺を炒めた料理「チャークイティオ」。「チャー」は炒める、「クイティオ」は米の麺という意味です。見た目は日本のきしめんのようですが、それよりもモチモチしていて弾力があります。
マレーシア料理にかかせないサンバルソースで味付けされており、香ばしくコクのある味わい。肉、卵、フィッシュソーセージ、もやし、ニラなどの具が入っています。価格は8〜10リンギット(248〜310円程度)です。
「PENANG FRIED KOAY TEOW」と書かれた黄色の看板が目印です。
旨辛の麺料理を食べて口の中がホットになったら、ひんやりデザート「アイスカチャン」(左)や「チェンドル」(右)はいかがでしょうか。
アイスカチャンは、仙草ゼリー、コーン、甘く煮た豆、ピーナッツなどをのせたかき氷。白っぽい半透明の豆のようなものはアタップチー(ニッパヤシの実)で、ナタデココのような食感です。
チェンドルは、パンダンリーフのエキスと米粉を使った緑色の細長いひも状のゼリーと甘く煮た豆をのせ、グラムラカ(ヤシ糖)シロップとココナッツミルクをかけたかき氷です。かき氷を溶かしながら具と混ぜていただきます。
アイスカチャンやチェンドルなどのデザートも、5リンギット(155円程度)からと手ごろです。
ペナンのおいしいローカルグルメを堪能したいなら、ぜひジョージタウンの「New World Park Food City」を訪れてみてください。
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名称 New World Park Food City
住所 North Court H1-H28 (Food Court)
29 & 31, Lorong Swatow 10050 Georgetown Pulau Pinang, Malaysia
公式サイト https://newworldpark.com.my/
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