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ナイター照明に革命を起こす可能性。内にも外にも眩しくないパナソニック「アウルビームER」

  • 2024年4月21日
  • GetNavi web

急速に普及が進んでいるLED照明。大型のスタジアムやアリーナ、球場などの照明がLEDに転換されていることは、すでにお伝えしてきた通りだ。しかし、中・小規模のスタジアムや公共のグラウンドには、従来のHID照明が多く残っている。

 

その置き換え需要に対応するため、照明器具大手のパナソニックは、新たなLED投光器を開発した。それが、光害抑制力に優れる「アウルビームER」。グラウンドから漏れる光がもたらす周囲の住宅などへの影響を抑制しながら、競技者が感じる眩しさを軽減、従来のLED照明以上の省エネ性も実現したのだ。

 

「寝室に光が差し込む…」競技場から漏れる光がもたらす光害

全国に1万6500箇所以上もある、中・小規模の競技場や学校のグラウンド。大型のスタジアムと比べるとサイズは小さいとはいえ母数が大きいゆえ、これらの照明をLED化することによる省エネ効果は大きい。

 

そういった場所に設置される投光器に求められるのが、近隣への光害対策だ。パナソニックが競技場の近隣に住む住民400人を対象に行ったアンケートによると、39%の人が「光漏れが気になったことがある」という。具体的な悩みとしては、家の寝室へ光が差し込む、漏れた光によって道路が眩しくなり安全性を損なう、といったものだ。

↑光害の例

 

また、競技場の照明という性質上、その眩しさがスポーツのパフォーマンスを妨げることも防がねばならない。パナソニックによる競技者向けのアンケートでは、約40%の人が「照明の眩しさがプレーに影響したことがある」と回答している。

↑パナソニックによるアンケート結果。特に、20代30代の若年層が、光害を気にしている

 

旧来の投光器が、これらの対策をとってこなかったわけではない。しかしそれは、遮光フードや遮光ルーバーといった、物理的に光を遮る手段によるものだった。これではフードやルーバーが遮るぶんの光も照らすため省エネ性が損なわれるうえ、器具の重量も増してしまう。そこで、新たな対策手法が求められていた。

↑フードやルーバーによる光害対策の問題点

 

旧来の投光器が抱えていた問題を「2つのレンズ」で一挙に解決

旧来の投光器が抱えていた問題を解決すべく、パナソニックは2つのレンズによる光の制御機構を開発、新製品のアウルビームERに搭載した。これにより、光害を防ぎながら省エネ性を最大化し、さらに競技場内のプレイヤーが感じる眩しさを軽減することが可能になるという。

↑アウルビームER

 

↑アウルビームERを構成する2つのレンズ

 

アウルビームERは、上方向と下方向をそれぞれ照らす2種類のレンズを搭載。グラウンド内の十分な明るさを確保しつつ、外に漏れる光を最小限に抑えている。また、レンズによって人が眩しいと感じる角度の光を抑制しており、競技環境の改善にも寄与する。中小規模の競技場にとって、理想的な照明といえよう。

↑光害抑制機能を搭載していない機種「グラウンドビームER」(左)と、アウルビームER(右)の比較。アウルビームERが放つ光はグラウンドに見立てられた中央のエリアに集中している。漏れる光が少ないため、手前側に置かれた家の模型の影が、グラウンドビームERに比べて小さい

 

↑投光器側から撮影。左がアウルビームER。右のグラウンドビームERは、家の模型の全体にまで光を当てているが、アウルビームERの光はそこまで及んでいない

 

↑アウルビームER導入による、光害抑制のイメージ画像

 

少ない台数でも十分な明るさを確保できる

アウルビームERは、フードやルーバーではなく、レンズによって外に漏れる光を減らしている。フードやルーバーを搭載した投光器では、それに遮られる光が無駄になっていたが、アウルビームERなら投光器が放つ全ての光を有効活用できる。だから、電力の消費効率も大きくアップした。本品なら、HIDランプや従来品のアウルビームと比較して、少ない台数でも十分な明るさを確保できる。

↑120m×80mのグラウンドを想定した、照度と投光器の台数、消費電力のシミュレーション。アウルビームERは、平均照度を上げつつ投光器の数を削減。大幅な省エネにも成功している

 

簡単に取り付けできるのも、アウルビームERのメリットだ。パナソニックは省施工性をウリにした電気設備シリーズ「ハヤワザリニューアル」を展開しているが、本品もそのひとつとなっている。本品は従来品と比べて、手間をかけずに取り付けできる形状の電源ユニットを採用しているほか、重さを約35%も軽量化。重い投光器を高所に取り付けるのは大変な作業になるが、その苦労を極力減らそうという試みだ。

 

従来のアウルビームをさらに進化させ、光害と眩しさの抑制、省エネ、省施工性を追求したアウルビームER。パナソニックは本品を主力商品のひとつに押し上げ、3年後には投光器の30%の売上を占める商品に育て上げたいとしている。

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