クリスマスのシンボルとして定着しているポインセチア。
赤やピンクの色が美しく、その華やかさは冬の雑貨としても最高の演出をしてくれます。
みなさんも今年の冬はポインセチアを飾ってみませんか?
今回はポインセチアについて育て方や魅力をご紹介します。
ポインセチアはもともと、メキシコや中央アメリカなどのあたたかい環境に生息する寒さに弱い常緑の樹木です。
一般的にはクリスマスを彩る観葉植物として有名で、別名「クリスマスフラワー」とも言われており、秋頃の寒い時期に店頭に多く見られるようになります。
赤やピンク、白い色の大きな花のようにみえるのは実は苞葉というもので、その上の小さく咲いているものが花なのですが、鮮やかで美しい色合いと、冬の到来をイメージさせるポインセチアならではのしっかりとした存在感が人気です。
イエス・キリストの誕生祭であるクリスマス。
ポインセチアを飾ることはとても有名ですが、実はこの組み合わせにはれっきとした理由があることをご存知でしょうか。
クリスマスカラーといえば赤と緑を思い浮かべる方が多いと思いますが、この2色はキリストの血と永遠の命を意味する常緑樹をあらわしています。
そして小さな花の形が星のイメージに似ていることからクリスマスの植物としてみなされてきました。
花言葉は「幸運を祈る」「祝福」「清純」などクリスマスを演出するのにピッタリな意味も兼ね備えています。
冬の時期、お部屋の雑貨としてもぜひ取り入れたい植物ですね。
ポインセチアを育てるコツは、その生体をしっかりと理解することにあります。
ポインセチアは短日植物のため1日のうち夜のように暗い時間が13時間以上のとき開花します。
このことを知らずに明るい場所でのみ育ててしまうとクリスマスに咲かない花となってしまうので注意してください。
クリスマスの代表的な花ということで鮮やかな色味を自宅で楽しみたいという方は、気温が下がる前に紅く色付けさせるようにしましょう。
9月中旬、夕方5時から朝7時までダンボールなどで覆い、毎日長時間暗い状態にしてやることで、12月には美しいポインセチアの雰囲気を味わうことができますよ。
以上、ポインセチアの魅力と育て方をご紹介しました。
由来や意味を知ることでもっと身近に植物を感じることができますね。
ぜひ育成にも挑戦してみてください。
そして、1年に1度のクリスマス。
せっかくなら一生懸命育てたポインセチアをインテリア雑貨にして感動とともにクリスマスムードを味わってみませんか?
※トップ画像はPhoto by ぶぅコ*さん@GreenSnap