秋に赤や黄色に色づく美しい葉でおなじみのアキランサス。
その見映えの良さから花壇の縁に植えられたり葉の絨毯を演出する際に用いられます。
あまり知られていませんがきれいな花も咲かせます。
今回はそのような面白いアキランサスを特集します。
アキランサスはブラジル原産の多年草です。
紅葉のシーズンにもみじのように色づくためある意味「地面の紅葉」を見せてくれます。
草丈は10cm〜20cmほどにしかなりません。
9.10月に鑑賞の見頃を迎える植物です。
アキランサスは秋に紅葉した後、10〜12月の晩秋から冬にかけて花を咲かせます。
あまり目立たないのですが白色の小さな花を咲かせるのです。
葉の中央にちょこんと可愛らしい花が開きます。
花言葉は「変身」「熱するとさめる恋」「燃え上がった情熱」です。
アキランサスを育てる際にはそれほど水やり・施肥(せひ:肥料をあたえること)・土選びに気を使う必要はありません。
水やりは土が乾いた時にあげる、肥料は基本いらない、土質は市販されている土であればどれでもOKです。
もしあえて肥料をあげたいということであれば春〜秋にかけて2週に一度薄い液肥を施しましょう。
それも少量で大丈夫です。
また気温に関しては寒さに注意してください。
秋に紅葉したあとは霜にあたって変色します。そして死んでしまうのが普通です。
一年草と割り切り見届けてあげてください。
アキランサスは育てやすく庭のグランドカバーにも向いています。
ガーデニング初心者のかたにピッタリのものです。
冬に咲くパンジー・ビオラ類に至るまでの繋ぎとして夏に植える人も多いです。
そういった様々な需要が見込まれるアキランサス。
一度育ててみてはいかがでしょうか。