ガーデンシクラメンは寒さに強いうえ、花も長持ち。
そのことからガーデニング初心者には丁度良い花です。
大概の花がなくなる冬にむしろ花を盛大に咲かせます。
冬の貴重な花として重宝されています。
今回はそのガーデンシクラメンを特集いたします。
冬に咲かせる花は先述のように希少でその性質だけで価値があります。
しかしその冬咲きの花の中でも特にガーデンシクラメンが良いのです。
というのも他にもパンジー・ビオラが冬咲きの定番として取り沙汰されるのですが、それらは1回目の花が咲くとそれでもう終わりです。
1,2月はもう花がなくなって根を張ることに務めてしまいます。
その点ガーデンシクラメンは花が長続きしますので真冬に花を楽しむのには一番良いでしょう。
ガーデンシクラメンは何度もお伝えしているように寒さには強いです。
それはその特殊な生え方のためです。
ガーデンシクラメンは球根を覆うように葉と茎が生長します。
その外側に花が咲くのです。その折、葉は特に密集します。
そのため球根周りは熱や湿気が以上にこもるのです。
そのため冬でも乗り越えられるくらい寒さに丈夫なのですが、その反面暑い日でもこもってしまって異常に暑くなります。
終いには中から腐っていきます。
片側、あるいは一部分の葉が黄色くなっていたら暑くなりすぎているサインと捉え対応しましょう。
ガーデンシクラメンの一番の魅力は、やはりなんといってもその美しさでしょう。
葉は深い緑。
花は明るすぎないピンクで陽気さとエレガンスを感じさせてくれます。
その葉と花のコントラストもまたとても絵になります。
目に優しくてどこか気品すら漂わせている。
これが他の花が枯れていった花壇に、ぽつんと生えていても充分な存在感がありますので寂しくないでしょう。
ガーデンシクラメンは非常に特殊な花で耐寒性も抜群です。
花壇の花に多様性をもたらしたい人には是非おすすめしたい花です。
※トップ画像はPhoto by なるとさん@GreenSnap