シンボルツリーや生垣などにも使われるキンメツゲ。
美しい新芽と花は和風のイヌツゲと違い、洋風な雰囲気を漂わせます。
暑さ寒さに強く、病気にもなりにくい品種なので、初心者でも簡単に育て上げることができます。
キンメツゲは普通のツゲより葉の小さい、刈り込みに適した品種です。
春の新芽は黄金に輝くことから、金芽ツゲと名付けられています。
枝が密集するため、生け垣などに使用することが多く、葉も輝いて見えるため、美しさが際立つ人気の品種です。
春には黄色の花を咲かせます。
姿は非常に小さく可愛らしいものですが、よく見ないとわからないほど小さいのが欠点です。
キンメツゲは大抵がシンボルツリーや生け垣として植える品種のため、庭植えがほとんどです。
庭植えの場合の水は、よほど日照りにならない限り自然の雨で十分です。
しかし、さすがに真夏の乾燥時期には水をあげたほうが無難です。
肥料は2月に株の周囲に穴を何箇所か作って、寒肥として有機肥料を入れてあげましょう。
ただし、肥料が根に触れると肥料焼けを起こす可能性があるので注意して下さい。
日当たりが良い場所を好み、陽に当たると鮮やかに育ってくれます。
とはいえ、日陰でも、葉の色が濃くなり、美しさが陰る程度で育たないということはありません。
キンメツゲは初心者でも育てられるほどよく育つため、正しい育て方をすればどんどんと大きく育っていきます。
そのため、植え替えをしたい場合は、春の4月から6月、または秋の9月から10月に植え替えると良いでしょう。
株を増やしたい場合は、10月に真っ黒い実を付けますので、この実の種子を使って株を増やすことができます。
キンメツゲの栽培は気をつけることも少なく、日に当てて育てると黄金に輝く新芽で庭を美しく彩ってくれます。
そのため万人に育てやすい品種なので、育ててみてはいかがでしょうか。
※トップ画像はPhoto by ゴエンさん@GreenSnap