いちじくは、漢字では「無花果」と書きますが、花がないのではなく見えないだけです。
クワ科イチジク属の落葉樹で、原産地は西アジアからアラビア半島南部ですが、日本でも栽培されています。
このいちじくを自分で育てる方法についてご紹介します。
いちじくは、ドライフルーツやケーキなどにも使われていて人気がありますが、日本でも実は栽培ができる品種です。
またあまり知られてはいませんが、自分で育てる事もできて、実を採る事もできるのです。
次項でイチジクの水やりを含めた育て方などについて詳しく解説していきます。
いちじくは日光を好む性質があるため、自宅の庭に植えつける場合には、日当たりの良い場所を必ず選ぶようにしましょう。
寒さにはやや弱いので、寒い地域で育てる場合には鉢植えにして、冬は室内などに取り込むようにして冬越しさせるようにします。
肥料については、鉢植え、庭植えのどちらとも、11月頃から1月頃に元肥をします。
そして6月と8月と9月には追肥を行います。
庭植えの場合には、元肥や追肥は化成肥料にしますが、化学肥料は極力使用を抑えて、可能な限り有機物を含む堆肥を与えることが重要です。
鉢植えの場合には、元肥は有機固形肥料、追肥は緩効性の化成肥料を与えます。
また、収穫期(6月下旬から10月中旬頃)は害虫のカミキリ虫さえ防除すればOKです。
また鉢植えの用土は、水はけと水持ちの両方が良い事が重要です。
いちじくの水やりですが、鉢植えの場合には、鉢底の穴部分から水が少し流れ出てくるくらいまでたっぷりとあげます。
庭植えの場合には、土質や品種などにもよりますが、基本的には夏場の日照りが酷く続くような時には水やりをするようにしましょう。
それ以外は自然の降雨などがあるのであまり気にする必要はありません。
いちじくの育て方や水やりなど、上手に育てる基本的な方法についてご紹介しました。
しっかりポイントを守り愛情を込めて育てると、実がなり収穫して食べることもできます。
ぜひ一度この記事を参考にして育ててみてくださいね。
※トップ画像はPhoto by Rodemさん@GreenSnap