ほとんど一年中楽しむことができ、花以外にも香りも魅力的なゼラニウム。実は初心者でも育てやすいので人気の高い植物です。
今回は、より綺麗で鮮やかにゼラニウムを育てるために必要な、水やり方法や植え方などの育て方についてご紹介します。
ゼラニウムは、少し乾燥した土壌であれば育ちやすい傾向にあるので、土の表面がしっかり乾いたのを確認してから、たっぷりと水を与えるようにしましょう。
しかし夏場に乾燥を心配してたくさん水やりをしてしまったり、乾燥しにくい冬に通常と変わらない水やりを行っていると、根腐れが発生しやすくなってしまいます。
土の乾燥具合に注意して、適切な水やりを行うように心がけましょう。
ゼラニウムの植え方には2種類あります。
一つは種まきです。5月か9月辺りに行うのが適切です。
指を使い小さな穴を掘り、重ならないように1粒ずつ種を蒔いていきます。
土の乾燥を避けるために日陰などで管理して、メインとなる葉っぱが3枚近く出てきたら鉢に植え替えましょう。
その後はしっかり日光を当てて育てます。
2つ目は苗植えです。苗自体は1年中購入可能ですが、夏季や冬を避けた3月から5月や9月あたりが適期とされています。
少し乾燥していて風通しと日当たりの良い場所を選んで置くと、生長しやすいです。
ゼラニウムは生育が早いので、剪定を随時行っていくことでバランスを保ちながら育てることができます。
剪定には2種類のものがあります。
1つ目は花がら摘みです。花が咲き終わったら手で摘み取って、枯れた葉っぱや黄色くなった葉っぱも随時取り除きます。
花の全体が咲き終わったら、花が全て咲いた茎を茎の元から切り取っていきます。
2つ目は切り戻しです。これは花の咲く位置を下げて小さく咲かせる作業でもあるので、元から背の低いゼラニウムではあまり必要はないです。
バランスが悪くなってきたり、全体的に大きくなってきたと思ったら行うようにしましょう。
今回はゼラニウムを育て方に特化して解説しました。
ゼラニウムは他の植物を虫から守る働きもあるので、これを機会に育ててみるのもいいかもしれませんね。
※トップ画像はPhoto by J子さん@GreenSnap