いちごを育てる上で一番の楽しみといえば、あの甘酸っぱくて赤い実を収穫することだと思います。
実を収穫するにはまず花を咲かせなければなりません。家庭菜園でも出来る、花を咲かせる方法などを紹介します。
いちごを知らない方は少ないとは思いますが、改めていちごについて説明します。
いちごは、多年草でツルを植え付けて育てます。実をつけるのが難しい植物です。
10℃から25℃ぐらいの環境で5月に実をつけさせるように生育を行います。
暑すぎたり寒すぎたりするのはあまりよくないので、温度管理は徹底的に行いましょう。ポットの苗から育てるのであれば、10月ごろに手に入れます。
12月など、とても寒い時期には藁などを使って防寒対策を行います。
2月からは段々と暖かくなってくるので、肥料を与えたり土を整えたりしていきます。
順調に行けば4月には開花をし、受粉が出来る状態になります。
5月には収穫をすることが出来るでしょう。
花を咲かせるには、日当たり、水やり、温度の管理が重要です。どれもあげ過ぎたり、少なすぎたりすると生育を遅らせる原因となってしまいます。
過繁茂した苗は花に栄養が行きわたらなくなるので、適度に間引きをします。
花を咲かせて実をつけてやっと出来たいちごが小さかったり、色が良くなかったり、食べてみたらすごい酸っぱかったりと失敗してしまう場合もあります。
まず受粉を完璧に行います。通常は虫に受粉をしてもらいますが、高層マンションですとその虫が来てくれません。その場合には、筆などを使って人工受粉をさせてあげましょう。
適当に行うといちごの実の大きさに影響するので、しっかりと受粉を行います。
また、与える肥料でチッ素の多いものを与えると花や実になるための養分が不足します。
リン酸の多い肥料やいちご専用の肥料を過不足なくあげるようにしましょう。
いちごに花を咲かせて実をつける方法について紹介してきました。
育てるのは簡単でも、花を咲かせ実をつけるというのは難しいことがわかりました。
約1年ほどかけて育てて大きな実をつけられたら、達成感を味わうことが出来るのではないでしょうか。
家庭菜園としてぜひいちごを育ててみてください。
※トップ画像はPhoto by ゆみゆみゆさん@GreenSnap