こんにちは。花と多肉好きライター、ariです。
関東でもいよいよ梅雨入りして、紫陽花の見頃がやってきました。
これからしばらくの間は、
しっとりと雨に濡れる美しい紫陽花を楽しむことができそうです。
ドライフラワーにしても長く楽しめるとあって、
とくに女性の中では、紫陽花好きの人って多いですよね。
私も今年ははじめて、アナベルの苗を春先から育てております。
もうすぐ開花の予感、楽しみ!!
今回は、そんな紫陽花についてご紹介します。
紫陽花の原産地は、実は日本。
「ガクアジサイ」が原種と言われています。
江戸時代にドイツ人医師のシーボルトが、
ヨーロッパに紫陽花を持ち帰って品種改良したものが、
「西洋アジサイ」として現在出回っているそう。
最近では、「紫陽花」といえば、この「西洋アジサイ」が主流となっています。
アジサイは英名で「ハイドランジア」と呼ばれ、
日本語にすると「水の器」。
梅雨の時期に生き生きと咲くことからも分かるように、
アジサイは水を好む性質の植物です。
花屋さんでよく見かける鉢植えの状態のものは、
鉢をあえて小さくしているので、常に水切れには注意をしましょう。
鉢が小さいのにも意味があって、
そのような過酷な環境の方が花が咲きやすいという理由からだそう。
紫陽花は小さな花が集まっているような形をしていますが、
実は小さな花ではなく、”ガク”。
ガクの真ん中に見える、小さな部分が花なのです。
紫陽花の花色はとにかく豊富。
そして、同じ花でも色が変わっていくことで有名です。
ちなみに、紫陽花の別名は「七変化」、花言葉は「移り気」。
土壌の性質によって、花色が変わるので、
前の年と違った花色になることもあります。
また、同じ年に咲いた花なのに、
時間がたつに連れて少しずつ色が変化することも。
たとえば「アナベル」は、白から緑に変化していきます。
これは、一種の老化現象のようなものなのだとか。
紫陽花にはさまざまな花色があります。
青は一番よく見かける色ですね。
定番色ですが、紫陽花らしく瑞々しくて人気です。
こちらは「ヤマアジサイ」。
白からブルーのグラデーションが素敵です。
こんな、アンティークのような色もあります。
花びらがフリルみたいで可愛い♡
ちょっと変わった形の「柏葉アジサイ」。
葉が柏葉のような形をしています。
アジサイは花が枯れてしまっても、
比較的そのままの状態でキレイに咲いています。
とくに、アジサイをドライフラワーにする場合は、
なるべくアジサイを乾かしてから切った方が、
よりドライフラワーにしやすいということもあります。
ただし、あまりにも枯れすぎてしまうと、剪定する時期を逃してしまうことに。
剪定が遅くなってしまうと、
すでに出て来た花芽も一緒に切り落としてしまうことにもなりかねません。
剪定は7月末までにするようにしましょう。
大きめの花器にざっくりと飾るのも素敵。
紫陽花を愛でながら、和菓子とお抹茶でほっこり。
最高ですね!
花びらをとって押し花にしても。
ピンクのグラデーションが可愛らしい!
紫陽花逆さに吊るしてドライに。
上手にドライになると、うれしいですよね!
いかがでしたか?
梅雨はジメジメしていや〜な季節ですが、
街のいたるところで紫陽花が楽しめる季節でもあります。
紫陽花の咲くスポットに出かけてみるのもいいですね!
今年はぜひ、紫陽花を楽しんでみましょう。