2017年2月8日(水)、第24回エコ×エネ・カフェ「バッテリーで変わる電気の使い方〜再エネ拡大から暮らしの変化まで〜」を都内で開催しました。社会人から学生まで性別や年齢など様々な人たちがアイデアや意見を交わし合いました。
エコ×エネ・カフェは「エコロジーとエネルギーのバランスのとれた社会の実現」を目指し、ゲストの話をキッカケに気軽で真面目な対話を楽しみながら学び合うJ-POWERの社会貢献活動プログラムです。2009年から始まり、今年で8年目を迎えました。
今回のテーマは、暮らしを支える縁の下の力持ち、「バッテリー(蓄電池)」。いまや私たちの暮らしに欠かせないバッテリーについて、素朴な疑問に答えていただきつつ「バッテリー×再生可能エネルギー」「バッテリー×住宅」など、電力系統からスマートハウスまで、バッテリーの暮らしの進化による暮らしの変化についてお話しいただき、知的に、クリエイティブに、私たちの未来の姿を探っていきます。
ゲストの矢部さんからは、知っているようで知らない電気の基本的な考え方を教えていただき、バッテリー(蓄電池)の種類や再生可能エネルギーの蓄電方法、家庭用蓄電池の現状などをお話しいただきました。
「電気を貯めるバッテリー技術の発展は、昔から電気技術者にとっての夢でした。これが今後うまく普及して、人々の暮らしの役に立つようになればいいなと思っています」というメッセージがありました。
ゲストトークの後は、ワールドカフェによる参加者同士の対話が行われました。
「今後はIoTが広がるとともに、生活のあらゆるシーンで電気を使う必要性も増えそうです」「車とバッテリーを組み合わせると価格的にも抑えられるというお話を聞いたので、その発展として、キャンピングカーのような“車をベースにした家”ができたら面白いなと思いました。居住スタイルが多様になり、家に対する考え方に柔軟性が生まれそう。“家族”の在り方も変わってくるかもしれません」といった活発な対話が行われました。
小学校5年生の時に「エコ×エネ・体験ツアー」で御母衣ダムを訪れたことをきっかけに、エネルギーに関心を持つようになったという高校生の大石さんは、お母さんとともにエコ×エネ・カフェに参加しました。「日本が将来どのようなエネルギーを使っていくかによって、バッテリーの立ち位置も変わってくるのかなと思います。エネルギーの未来についてもいろいろな人から話を聞いてみたくなりました」と感想を聞かせてくれました。
次回の記事では、矢部さんによるゲストトーク『バッテリーで変わる電気の使い方〜再エネ拡大から暮らしの変化まで』についての内容をご紹介します。全員参加のワールドカフェの様子についてもレポートしていきますので、ご期待ください。