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昭和レトロな雰囲気がすてき♪ 三越駅前「レストラン桂」で心ときめく洋食ランチ

  • 2025年5月26日
  • ことりっぷ


東京・日本橋の街角に、長年愛され続ける洋食店があります。1963年創業の「レストラン桂」は、訪れる人に変わらぬ美味しさを届ける名店。昼はランチで賑う人気店は、夜になるとお酒も楽しめる落ち着いた雰囲気に様変わり。昼と夜で異なる表情を持つ洋食店へ、出かけてみませんか?
東京メトロ三越前駅から徒歩2分。高層ビルが立ち並ぶ一角に、昔ながらの佇まいを残す洋食店「レストラン桂」はあります。まず目を引くのは、店頭のガラスケース。中には懐かしさを感じさせる食品サンプルが並び、レトロなかわいさが訪れる人の心を和ませてくれます。
店内に一歩足を踏み入れ、白いクロスがかけられたテーブル席に座ると、ナイフとフォークが三角に折られた紙ナプキンの上にていねいに置かれます。わくわくしながら食事を待つ時から、ごちそうの時間は始まります。
「レストラン桂」の名物は、皿いっぱいに堂々と盛られた有頭大海老のフライが楽しめる「C定食」。驚くほど大きな有頭エビは、外はサクサク、中はジューシー。一口食べれば、海老の旨みが口いっぱいに広がります。この日は濃厚なデミグラスソースのハンバーグがセット。二つの味が一度に楽しめる贅沢さは、まさにお店のシンボル。
C定食以外にも、王道洋食メニューがたくさん。オムライスには、チキンライスがぎっしり。卵がチキンライスと絡み合い、玉ねぎの甘みとチキンの旨みが口の中で優しく広がります。サラダにも細やかな気配りが。トマトやキュウリはていねいに皮が剥かれ、職人技が光る一皿です。
「スパゲティイタリアン」も人気のメニュー。玉ねぎ、ハム、グリーンピースといったシンプルな具材を、ケチャップで炒めて鮮やかなオレンジ色に。隠し味のデミグラスソースで甘みと酸味が調和し、懐かしくも新しい味わいに。
「レストラン桂」は、昼と夜で違った楽しみ方ができるのも魅力。夜は予約が可能で、昼よりもゆったりとした空間に。お店の外観からはお酒のイメージがありませんが、ウィスキーやビールを片手に、おつまみ感覚で楽しめる洋食メニューが人気。会話を弾ませながら、心地よいひとときを過ごせます。
この店を支えるのは、創業者・手塚正昭さんの息子である清照さんをはじめとする家族たち。清照さんは、先代からの手作りの温かみを大切にし、町の洋食屋さんらしい雰囲気を守ることを大切にされています。そして、86歳の今も接客を担当しているのが、清照さんのお母さま・清美さん。自然体の接客は、店全体に穏やかな空気を生み出しています。
日本橋室町の静かな街の中で、長年愛され続けてきた「レストラン桂」は、街の欠かせない存在。その魅力は、料理の美味しさだけでなく、そこに流れる温かな空気です。訪れれば、心に残る美味しい記憶が、きっとひとつ増えることでしょう。

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