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米農家の父が作るお米を使用、福井県坂井市のおにぎり専門店「Sanshimai」

  • 2024年5月17日
  • ことりっぷ


全国でも有名な米どころ福井県。県内北部に位置する坂井市内の米農家で育った三姉妹が「家族が作るおいしいお米をもっと知って欲しい」と開店したのが、おにぎり専門店「Sanshimai(サンシマイ)」です。姉妹3人、それぞれが役目を担い準備期間を経て早2年。今は地元の常連はもちろん、観光客にも愛されるお店になりました。テイクアウトでもイートインでも可能で、へしこなど福井の味もある全25種以上のおにぎりは、注文後ににぎるのも特徴です。
福井県坂井市、丸岡城から歩いて5分ほどのところにある「Sanshimai」。次女の南出知葉さんが「祖父、父が作ったお米を届けたい」という夢に、できれば地元で姉妹とという思いが加わり2022年に実現した、おにぎり専門店です。
最初に、三姉妹で父から米について学び、その上でそれぞれの役割をこなしています。長女の帆摘さんは、お店に必要な資格などを取得、次女の知葉さんは得意なデザインを生かして店舗やロゴを考え、接客もこなします。三女の芽里さんは、1年間東京のおにぎり店へ修業に行き、ほかとは違う味わいを追求、おいしいおにぎりを作ります。
南出家は、米づくりの名人として知られる米農家。皇室の新嘗祭に供える献穀米に選ばれた手腕を持つ祖父から、技術を学ぶ三姉妹の父がつくるお米も格別です。
おにぎりは、白米でにぎる約15種のほか、玄米の約10種、白米または玄米で作ったまぜごはんの数種と、25種以上あります。どれもオーダー後ににぎるのも特徴的。できたてのおにぎりは、持つとどっしりボリュームを感じますが、口に入れるとごはんがほどける優しい味わいで、ついもう1個となります。
シンプルな塩むすびから、鮭や昆布といった定番に、チーズおかかなど変わり具材もあります。また、名産の福井梅を使うおにぎりに、白米だけで作るメニューのソースカツやへしこといった、地元ならではの味わいも人気です。
買ったおにぎりはイートインもできます。味噌汁150円や豚汁200円、またサイドディッシュにコロッケもあるので、お腹と相談しながらオーダーを。
次女の知葉さんにおすすめを聞くと「どれも…全種類です」とひと言。父が作るお米を主役にしたおにぎりは、日本のおいしい米文化を改めて感じさせるおにぎり。時代に合うワンハンドな日本の味を、良質な米の産地で楽しみましょう。

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