サイト内
ウェブ

雲の上の足湯でのんびり、箱根・早雲山駅にある「cu―mo箱根」へ

  • 2024年4月20日
  • ことりっぷ


箱根登山ケーブルカーと箱根ロープウェイの乗り換え駅、早雲山。こちらにとびきり眺めのいい足湯テラスがあるのをご存知でしょうか。利用料はなんと無料。すぐ下には強羅の街並み、晴れていれば遠く相模湾までみわたせる絶景を楽しみながら、天然温泉の足湯でくつろげます。館内には雲をテーマにしたドリンクやスイーツがあるカフェも。箱根の温泉と山々をめぐる小さな旅で立ち寄ってみませんか。
「cu―mo箱根」があるのは早雲山駅の構内。箱根湯本駅からは、箱根登山電車で約40分の強羅駅で箱根登山ケーブルカーに乗り換えて約10分です。ここまで来ると箱根外輪山も目の高さ。地下1階がケーブルカー、2階が箱根ロープウェイの駅となっていて、ここからロープウェイに乗れば約15分で大涌谷。さらに約30分で芦ノ湖畔の桃源台と、箱根をめぐる際のターミナル駅になっています。
そんな早雲山駅の中間フロアにあるのが「cu―mo箱根」。駅のリニューアルとともに2020年にオープンしました。こちらの目玉施設となっているのが、構内でももっとも眺めのいい場所につくられた足湯のテラス。この地に湧く天然温泉をひいていて、営業時間内なら無料で利用可能。駅に足湯があるなんて、日本屈指の温泉地・箱根らしい粋なはからいですね。
テラスからの眺めも圧巻です。目の前には「大文字焼」で知られる箱根外輪山の明星ヶ岳。真下に広がるのは強羅の街並み。山々のずっと先には、晴れていればきらきらと輝く相模湾までが一望できます。壮大な風景と、山間をふわふわと流れる雲を眺めていると、なんとも心地いい風が吹き抜けていきます。
「cu―mo箱根」にはカフェもあり、早雲山の雲をイメージした特製のドリンクやスイーツも。スイスの山岳部で使われるロマンシュ語で雲を意味する「ニューベル」は、天然ハーブ由来のクリームにバナナやりんご、温泉水を合わせたスムージー。雲のようなもこもこの綿あめを少しずつ溶かしながら甘いひとときを。「くもぱん」は中に小田原の老舗の味噌を使ったオリジナルのクリームをいれたふわふわのスイーツ。蒸しケーキのような食感でほっこりする一品です。
カフェの脇には乗り物旅の途中で食べたいおやつがいっぱい並ぶセレクトショップもあります。知る人ぞ知る小田原の銘菓から、スタッフが全国から選りすぐったお菓子まで、多彩なラインナップ。ショップオリジナルの商品、箱根らしい温泉をテーマにしたおみやげなどもあって、その数250アイテム以上。じっくり選んでみましょう。
ショップの奥、駆け足で通り過ぎてしまうと見落としてしまいそうな場所には「cu―mo箱根」のもうひとつの名物、雲のように真っ白なポストもあります。こちらは「しあわせはこぶ」の語呂合わせで、高さ4485mmというノッポなポスト。天井を越えて空まで届きそうな白いポストから旅の便りを投函するのもよい記念になりそうです。オリジナルのポストカードや切手も販売していますよ。
いかがでしたか?「cu―mo箱根」のある早雲山駅には駐車場もあるので車で訪れることも可能ですが、個性的な乗り物に揺られてのんびりと旅をするのは箱根ならではの楽しみ。箱根湯本駅~大涌谷駅の間の登山電車、ケーブルカー、ロープウェイ各線が乗り放題になる登山電車・ロープウェイ「大涌谷きっぷ」や、箱根エリアを広くカバーする「箱根フリーパス」などお得なきっぷもあります。当日にスマホで購入・乗車できるのでチェックしてみてはいかがでしょうか。

あわせて読みたい

キーワードからさがす

gooIDで新規登録・ログイン

ログインして問題を解くと自然保護ポイントが
たまって環境に貢献できます。

掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。
Copyright (c) 1996- 2024 Shobunsha Publications All Rights Reserved.