旅の思い出として、友人・知人・同僚などにプレゼントしたくなる全国各地のステキな「おみやげ」をピックアップ。今回は、広島のおみやげ「カステラ」と「和風クッキー」をご紹介いたします。
「御菓子所 高木」は、広島県十日市に本店がある老舗の和菓子店。1919年(大正8年)に「おしるこ」や「ぜんざい」などを提供する和風喫茶として創業。四季折々の美しい生菓子や焼き菓子、もなか、羊羹、おせんべいなど、上品でありながらどこか親しみやすいお菓子を販売・提供しています。
その中でもおみやげとしておすすめなのは、レトロなパッケージが目をひく「カステラ」と「和風クッキー」。パッケージのデザインは、先日101歳で旅立たれた染色工芸作家・柚木沙弥郎(ゆのきさみろう)氏によるもの。和を連想させる松が描かれた「和風クッキー」と、南蛮菓子がルーツとなっているカステラにあわせて異国の雰囲気漂う「カステラ」のパッケージがなんともかわいらしいですね。単品でも販売がされていますが、こちらの組み合わせは贈り物にぴったりな詰め合せセットになっています。
カステラの箱にはハーフサイズのカステラが入っています。手にするとしっかりとした弾力があり、たっぷりの卵を使っていることがわかります。生地の下にはザラメがコーティング。まろやかな味わいでありながら油脂分が少なめなので、あっさりといただけるのも魅力です。
和風クッキーには、「松葉」「白丸」「黒丸」の3種類のクッキー(110g)がはいっています。松の葉の形をしたクッキーは、そば粉入り。さっぱりとした甘さとサクサクの食感が楽しめます。ココア風味の黒丸クッキーとシンプルな白丸クッキーは、ザクザクとした食感の後にアーモンドの香ばしさが口いっぱいに広がっていきます。和風クッキーもすべて油脂を出来るだけ使わずに仕上げているそう。つい次から次へと手が伸びてしまいパクパクと食べてしまいそうになります。
御菓子所 高木のお菓子作りは、上質の材料にこだわり、日々じっくり時間をかけて素材を吟味し続けているのだとか。その誠実な姿勢が新しいお菓子やこちらの「カステラ」や「和風クッキー」のような長く愛されるお菓子が誕生する理由かもしれません。公式のWEBページやSNSでは、ステキなお菓子がたくさん紹介されているのでそちらも合わせてチェックしてみてくださいね。
「和風クッキー」と「カステラ」は、さっぱりと日本茶でいただくのも◎ですが、3時のおやつなど、ホッとできる時間に牛乳やコーヒー、紅茶などと一緒に楽しむのもおすすめ。おみやげとしても贈り物としても年齢問わず楽しんでいただけそうです。
こちらの詰合せは、包み紙もとてもステキ。アート好き、民藝好きの方へのプレゼントにも喜ばれそうですね。
「和風クッキー」と「カステラ」は、十日市本店をはじめ広島県内にある御菓子所 高木の店舗やオンラインショップで購入できます。広島を訪れた際には、ぜひお店に立ち寄ってみてくださいね。