吉祥寺駅のお隣り。三鷹駅から徒歩10分の場所に、「Café Ichifuji(カフェ イチフジ)」はあります。こちらは、60年以上にわたり地元の人に愛される果実店「一富士」が開いたカフェ。果物屋さんならではの、旬のフルーツをふんだんに使ったメニューが人気を博しています。名物はプリンが隠れそうなほど、フルーツをめいっぱい盛り合わせた「プリンアラモード」。まるで宝石箱のような華やかさに、思わず、歓声を上げてしまうかも♪
JR三鷹駅の南口を出て、にぎやかな「中央通り」をてくてくお散歩。そこから左へ曲がった、閑静な住宅が並ぶ「いずみ通り」沿いに「Café Ichifuji」はあります。
お店がオープンしたのは、2022年4月のこと。1956年創業の果実店「一富士」が、「果物をもっと身近に、もっと楽しんでもらえたら」との思いで、果実店から徒歩5分の場所にカフェをオープンさせました。
「ようこそ、いらっしゃい」あたたかな笑顔で訪れる人に声をかけるのは、「一富士」の二代目で、オーナーの田中眞紀子さん。現在、「一富士」は長男に任せ、カフェは眞紀子さんと娘さん2人、数名のスタッフで切り盛りしているのだとか。
席につくなり、「おしぼりは、温かいもの、冷たいもの、常温。どれにしますか?」と希代美さんがにっこり。おしぼり一つとっても、お客さんごとに変える、細やかな心遣いを忘れません。ご家族の雰囲気が穏やかなこともあり、初めてでも自然と心が和みます。
まずは目で楽しんでもらおうと、厳選した高級フルーツを丁寧に並べて、入口近くのテーブルに。気になるフルーツを愛でながら、のんびりと過ごすことができます。
こちらは、糖度の高さから「奇跡のみかん」と称される香川の「小原紅早生(おばらべにわせ)」。1個づつ袋に入っていて、高級感がいっぱいです。
そして、このお店には、いちごの花瓶やおいしそうな果物のイラストなど、フルーツに関するものが、さり気なく散りばめられています。
壁に飾られたスワッグは、眞紀子さんの手作り。ドライ・オレンジもちょこんとあしらわれ、フルーツ愛を感じられます。
また、ブックスタンドには、さまざまな絵本が並びます。ときには、スマホから目を離すことも大切。絵本を読みながら、ゆっくりと過ごしてみは。
一番人気は、「プリンアラモード」。お皿いっぱいにフルーツが盛り付けられ、運ばれてきた瞬間から気分が上がります。
フルーツのラインナップは、季節によって変わる厳選素材が10種類ほど。少しずつ、いろいろ入っているので、最後まで飽きずに食べられます。主役はあくまでフルーツ。自家製プリンはフルーツを引き立たせるため、甘さ控えめに作られています。
ドリンクの人気は、すっきりマイルドな紅茶「ニルギリ」に5~6種類のフルーツを入れた「フルーツティー」。果肉がゴロっと、たっぷり。紅茶が染み込んだフルーツもまるっと食べられるので、お腹がいっぱいに。お好みでシナモン入れて煮出したり、はちみつをかけたり。アレンジしながら、召し上がれ♪
かわいらしい見た目の「いちごサンド」は、季節を問わず、いつでも味わうことができます。福岡のいちご「あまおう」を中心に使用し、ヨーグルト入りの軽いクリームと一緒に、しっとり食パンでサンド。真っ赤ないちごが、クリームやパンの白に映えて、フォトジェニックです。
さらに、朝9時から11時の間は、5種類のモーニングセットをいただけます。なかでも「アサイーセット」は、ヘルシーな朝ごはんを食べたい人にぴったり。
ザクザク食感のグラノーラとナッツ、美しくカットされたごろごろフルーツが入って、食べごたえ満点。栄養補給にすぐれたコールドプレスジュースも添えられ、朝から、ヘルシーにエネルギーチャージできますよ。※ジュースの種類は変わることがあります。
店内には、こだわりのフルーツを使った加工品が並び、長居するのも楽しい♪ 小笠原でとれる緑色の島レモンを使ったジャム、輪切りのオレンジが瓶の底までびっしり詰まったジャム、手作りに徹底的にこだわったぶどうジュースなど、心を込めて作られた数々の商品は、訪れた人の心を放しません。
「Café Ichifuji」は、多種多様なフルーツに出会えるとっておきの場所。今度のお休みは、心ときめく華やかなフルーツを味わいに、お出かけしてみませんか?