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神戸の洋食店「グリルDAITO」で王道洋食とクラフトビールのマリアージュを楽しんで

  • 2023年10月10日
  • ことりっぷ


神戸トアウエストにある洋食店「グリルDAITO(ダイトウ)」。店主・大東文彦さんの祖父、叔父ともに洋食の料理人。コロッケ、オニオングラタンスープ、ハンバーグといった王道洋食のレシピをそのまま引き継ぐのではなく、思い出の味を自己流で再現しています。祖父の時代の常連さんも通うほど、しっかり受け継がれた大東家のDNA。洋食店が多い神戸で、“大東家の味”を楽しんでみませんか?
JR元町駅からトアロードを北へ徒歩12分、JR三ノ宮駅からも徒歩15分ほどでたどり着く洋食店「グリルDAITO」。2022年3月、観光スポットとして有名な「北野工房のまち」のすぐそばにオープンしました。
神戸港開港以来、多くの異文化を受け入れてきた神戸には、船内コックをしていた料理人が、神戸の町で洋食店を構えた歴史があり、数多くの洋食の名店があります。
ここ「グリルDAITO」の店主・大東さんの祖父も船内コックで、かつては同じトアロードに「ハイウェイ」という洋食店を構えていました。また「ハイウェイ」の味を受け継ぐ叔父の店「ビストロジロー」も元町に健在。料理人一家に生まれた大東さんは、あらゆるジャンルの飲食店で経験を積み、「独立するなら神戸で洋食を」と創業したそうです。
店内はコンパクトながら天井が高く、開放的な気持ちのいい空間。オープンキッチンの前にカウンター、壁際にテーブル席、店の一番奥にもカウンター席があります。
数あるメニューのなかでも人気が高いのがカニクリームコロッケ浅間丸風。兵庫県香美町の特産品「香住ガニ」を贅沢に使っているため、シンプルなベシャメルソースにカニの旨みが際立っています。
メニュー名の「浅間丸」は、大東さんの祖父がコックをしていた船の名前。叔父に引き継がれた味を大東さんがアレンジした一品です。かつての船では揚げ物ができなかったため、このカニクリームコロッケは揚げずにオーブンで焼いているのも大きな特徴。衣が薄いため、中のカニクリームが口いっぱいに広がります。
大東さんが「洋食に合うと感じた」と言うクラフトビール・上方ビールも多彩なフレーバーを取り揃えています。上方ビールは、大阪市淀川区の銭湯跡地にできたブリュワリー。現在は既存のフレーバーの中から数種セレクトしていますが、今後は「グリルDAITO」オリジナルのビールを作りたいそうですよ。
オニオングラタンスープは、大東さんの叔父から教わったレシピだそう。鶏ガラや野菜を1日煮込み、翌日に肉と野菜を追加で加え、トータル3日間かけてつくる、旨みが凝縮されたコンソメスープがベース。飴色になるまで炒めた玉ねぎを加え、チーズを溶かしたバケットを乗せています。
スープをしっとり吸い込んだバケットをいただいてから、スープを単体で味わってみてくださいね。
兵庫県産但馬牛の「たじまうし」と長崎県産芳寿豚を黄金比で混ぜ合わせた合いびき肉でつくるハンバーグも、ぜひ味わってほしい一品です。
但馬牛、芳寿豚ともに脂がおいしいお肉なので、あえてナツメグなどのスパイスは入れず、シンプル調理で肉の旨みを際立たせています。
オリジナルのデミグラスソースも牛骨と焼いた野菜を1週間煮詰めてつくる濃厚な味わい。
ふっくら丸いハンバーグからはあふれ出る上品な甘さの肉汁と甘苦いデミグラスソースの相性は抜群です。
ほかにもロースカツレツ、ミンチカツ、エビフライなど、素材にこだわった洋食メニューが多数。三世代続いた“大東家の味”を、ぜひクラフトビールといっしょに味わってくださいね。。

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