アクセスも良く、ファッションから雑貨までがそろう渋谷。仕事帰りや休日に立ち寄る方も多いのではないでしょうか。今回は、そんな渋谷の駅前の喧騒を離れて、ゆったりくつろげる穴場カフェをご紹介。おしゃれな隠れ家ブックカフェや、今年ニューオープンのコーヒースタンド、固めプリンが話題の喫茶まで、カフェメニューはもちろん、お店の雰囲気もあわせてご紹介します。
にぎやかな渋谷のスクランブル交差点からほど近い雑居ビルのなかにある「森の図書室」。壁面いっぱいに単行本や新書、文庫本をはじめ、写真集、児童書や漫画に至るまで、圧巻の冊数の本が並びます。店内で提供されているメニューは、書籍からインスピレーションを受けたもの。メニューから本が気になる、という逆説的な出会いもありそうです。
スクランブル交差点からほど近い雑居ビルの8階。エレベーターで上がった先、スタイリッシュな雰囲気の木製のドアが「森の図書室」の入り口です。ドアの横にあるインターホンを押し、出てきたスタッフの案内により店内へ。ビルの外の喧騒から切り離されたおとなの秘密基地のような雰囲気です。
渋谷と青山の間にある「喫茶サテラ」は、老舗喫茶の良さをそのままに、メニューやインテリアに今の時代らしさも取り入れた落ち着いた雰囲気が魅力。コーヒーやクリームソーダのドリンクをオーダーして、ゆったりと過ごしたい気分のときに訪れたくなるお店です。
固めプリン好きの心をつかみ、SNSへの投稿で人気を博している「プリン」は、端正な四角の形が特徴です。スプーンを入れる瞬間の弾力に驚きますが、その固さに反して、クリーミーな甘さが口のなかでとろけます。練乳とクリームチーズを使った濃厚な味わいは、コーヒーとの相性もばつぐん。
2023年3月3日、渋谷宇田川町にコミュニティコーヒースタンド「Good good not bad(グッドグッドノットバッド)」がオープン。
「どんなシーンにもコーヒーを」をテーマに掲げ、営業時間も朝から夜までいつでもコーヒーを楽しめる“エニタイムコーヒー”を提唱。朝の通勤時間、ランチ後、夕方の休憩、ディナー後のバーへ向かう前など様々なシーンでコーヒーの楽しみ方を提案しています。
看板となるコーヒーは、奥渋谷の人気コーヒースタンドCAMELBACKの鈴木啓太郎氏が監修。看板メニューの「アメリカーノ」や、「ラテ」などコーヒーは“毎日飽きない味“にこだわり、1年中いつ来店してもブレない味のコーヒーを提供しています。また日本ならではの”お茶“を使った「抹茶ラテ・ほうじ茶ラテ」など、海外のゲストも多く訪れる渋谷というエリアを意識したラインナップも用意されていますよ。
「READING LIFE=本の先にある体験」の提供をコンセプトに掲げる、カフェ併設の新刊書店。店内にでは、約6000冊の書籍の販売を行うほか、部活やゼミなどのイベントを多数開催しています。
写真集を買った人がカメラに詳しくなったり、料理本を買う人が料理を楽しめたり、映画を創ったりと、本を買った先にある目的を達成するための手助けをしてくれます。
書店に併設されたカフェでは、店内で開催されたイベントから生まれたメニューの数々を味わえます。メニューの裏話も楽しいので、ぜひスタッフさんに聞いてみてください。
渋谷の松濤文化村ストリートを山手通りへと向かう道にある「Galettoria(ガレットリア)」は、そば粉のガレットとデザートクレープの専門店。南フランスの田舎にあるメゾン・ドットをイメージした一軒家カフェでは、ブルターニュ地方の郷土料理ガレットとクレープを楽しむことができます。古き良き時代の懐かしい雰囲気を感じながら伝統の味を堪能してみてくださいね。
日本各地から多くの観光客が行き交う渋谷駅前の西武百貨店にある「うのまち珈琲店」は、岡山発のブックカフェ。西武渋谷店でも、人気のクレームブリュレの季節のパフェやクリームソーダなど、フォトジェニックなドリンクやスイーツを楽しむことができます。
テーブルやカウンター席で40席ほどある店内は奥行きがあり、喫茶店のような温かみのある雰囲気が広がります。テーブルや本棚には、オーナーの小田さんがセレクトした小説やエッセイ、写真集などさまざまなジャンルの書籍が約1000冊ほど並びます。
賑やかな繁華街のイメージがある渋谷&原宿の中間に、緑に囲まれた隠れ家のようなプライベートエリアを見つけました。どちらの駅からも徒歩8~10分、代々木体育館からすぐ近くの高台に広がるのが、カフェ&アートギャラリーにイベントスペースを備えた「JINNAN HOUSE」。人気料理家がプロデュースする食事やスイーツと一緒にアートも楽しみながら、日本茶の奥深い魅力に触れることができる穴場スポットです。
季節ごとの美味しいフルーツをふんだんに使ったパフェや、店内で手作りするケーキが人気のフルーツパーラー「果実園リーベル」。オーナー自ら市場で目利きしたフルーツは、熟した一番いい状態のものを仕入れています。
創業当時から人気の「メロンパフェ」は、静岡県のマスクメロンを約半カット位使用したメロン尽くしのパフェ。メロンと生クリームの下には、メロンシャーベットとバニラアイスをのせ、当日入荷しているおすすめのフルーツを飾り付けにしているのもポイント。初夏が旬のメロンを贅沢に味わってみて。
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いかがでしたか?今回は、過去に「ことりっぷWEB」で紹介したお店の中から、渋谷でゆっくり過ごせるカフェをご紹介しました。メニューや営業時間、定休日などは最新の情報をご確認のうえ、おでかけくださいね。