食の宝庫・北海道。酪農が盛んな北海道らしい乳製品をたっぷり使ったスイーツなど、新千歳空港にはさまざまなおみやげが勢揃いしています。新商品や限定商品など、今知っておきたい品を5点厳選してお届けします。
1921年に創業した札幌の菓子メーカー「千秋庵」。パイ生地で北海道産小豆のあんこを包んだ代表商品のひとつ「ノースマン」が、今驚きの変化を遂げているのをご存知でしょうか。誕生から約半世紀のタイミングでリブランディングをし、北海道産の生乳から作られる生クリームをたっぷりと加えた「生ノースマン」を新たに販売。2022年10月に大丸札幌店にオープンすると、販売開始3週間で累計約4万個が売れたそう。現在も開店前から行列ができ、連日売り切れが続いています。レトロかわいいパッケージに、ノースマンを象徴する力強いロゴが目印です。
薄くしっとりとしたパイ生地の中に、上品な甘さのあんこと、たっぷりの生クリームが入っています。どこか懐かしい味ながらも新しく、和と洋が織りなすのいいとこどりのおいしさは人気なのも納得です。
新千歳空港内では「千秋庵新千歳空港店」と「北海道本舗」の2店舗で販売をしています。日によって販売状況は異なりますが、土日は昼前に完売することが多く、平日は昼頃でも購入できることが多いです。また、時間は決まっていませんが午後にも入荷があるので、空港に着いたらチェックをしてみてくださいね。消費期限は製造日から3日間です。
「札幌農学校」の北海道ミルククッキーは累計販売数3億枚を突破し、北海道を誇る定番みやげとして食べたことがある人も多いはず。そんな人気クッキーで餡とバターを挟んだ「焼きたてクッキーサンド 餡バター」を全国の百貨店物産展で実演販売するとたちまち話題となり、2022年11月に焼きたてクッキーサンド専門店「札幌農学校 JR札幌駅店」がオープン。そして、「きのとや新千歳空港ファクトリー店」にも2023年3月に新登場し、連日行列ができています。
クッキーのサクサク感を楽しめるように毎日何度も店内でクッキーを焼き上げているので、出来たてが食べられるのが嬉しいポイント。北海道産バターで作った芳醇なバタークリームが、十勝産小豆をふっくら炊き上げたつぶ餡の甘味をなめらかに引き立てます。時間が経つにつれてクッキーにクリームが馴染み、ソフトな食感への変化も楽しめますよ。賞味期限は冷蔵で3日間、常温で当日です。
北海道の大自然の恵みを生かした食を美瑛町から発信する「フェルム ラ・テール 美瑛」。スイーツの中でも根強い人気があるのは、バター&チーズクリームをたっぷりと挟んだバターチーズサンドです。ANA FESTA限定で2022年12月に新発売された、北海道ジャージーミルク味は見逃せません。
味の決め手となるのが、コクのあるジャージー牛乳をはじめ、マスカルポーネやバターなど北海道産の乳製品。しっかり空気を含ませた軽やかなチーズクリームは、まろやかで風味豊か。さくさくホロホロのサブレが美味しさを一層引き立てます。賞味期限は解凍後48時間です。
北海道を代表する菓子メーカー「ロイズ」による、チョコレートのエンターテインメント施設「ロイズ チョコレートワールド」。ガラス越しに無料で見学できるファクトリーやミュージアムを併設しています。ショップでは他の店舗では買えないオリジナル商品をはじめ約100点そろえ、「牛乳トリュフ」は真っ白でコロンとした見た目が雪を連想させます。
ホワイトチョコレートのコーティングがパリッと割れると、北海道産の牛乳で作られたやわらかなチョコレートがとろ〜り♪ 濃厚なミルクのコクが口の中に広がり、身も心もとろけそうになりますよ。
北海道の酪農地帯・中標津町にあるドーナツ工房「シレトコファクトリー」の、新千歳空港にある支店が「siretoco sky sweets(シレトコ スカイ スイーツ)」。北海道の新鮮な素材を活かしたおいしさに加え、ドーナツの穴からひょっこりと顔をのぞかせたクマの“クマゴロン”の可愛さが人気を呼び、累計販売個数1500万個を突破するほど。新千歳空港限定の「恋するクマゴロン」はドーナツを飛び出した“クマゴロン”とキュートな仲間たちに、商品名の通りメロメロになりますよ♪
ひと口大のドーナツにチョコレートでデコレーションが施され、つぶらな瞳に思わず食べるのを躊躇ってしまいます。中標津牛乳や自社養蜂のハチミツ、隠し味に塩生キャラメルを入れてしっとり焼き上げた生地は、小さいながら満足感のある味わいです。消費期限は5日間です。
北海道ならではのおいしさを、ぜひおみやげとして持ち帰って堪能してみてくださいね。