天然氷を使ったかき氷が自慢の「中町氷菓店 鎌倉小町通り店」では、寒い冬の時期になると小上がりにコタツが登場します。かき氷削り師が削るふわふわのかき氷を、冬が旬のミカンやイチゴなど甘みののったフルーツと一緒に味わえます。コタツでぬくぬくとくつろいで果汁たっぷりのかき氷を堪能しませんか。
一年中ふわふわのかき氷が楽しめる「中町氷菓店 鎌倉小町通り店」。長野県松本市に本店のある天然氷のかき氷専門店で、小町通りと段葛の間の立ち寄りやすい場所にあります。紺地に白抜きした大きな“氷”の文字が目印です。
高い位置に小上がりが設置されている店内は、春から秋口にかけてはフローリング、秋が深まって気温が下がり始めるとコタツが登場して座布団に座ってほっこりしながらのんびりとくつろげます。奥へと進むとステキな壁画のある個室風の椅子席もあって、鎌倉らしい情緒も漂います。
天然氷は名水百選に認定されている山梨県北杜市の八ヶ岳南麓高原湧水群の天然水で作る「蔵元八義」の氷です。薄く何層にも氷を張って時間をかけて凍らせることで、不純物を含まない透き通った天然氷になるのだそう。この氷の良さを引き出すために、長野県松本市の本店で認められた“氷削り師”と呼ばれる熟練のスタッフがふんわりとした角のないまろやかな食感になるよう丁寧に削っていきます。
質の高い氷は、サラッとした自家製の練乳と厳選したフレッシュフルーツの果汁で口あたりのいい上品な味わいに仕上げていきます。本店のある長野県はフルーツ王国とも呼ばれるほど果物栽培が盛んで、そこから直送される収穫したてのフルーツをメインに使い、初夏にはメロンやモモ、秋にはナガノパープル、冬になるとミカンやレモンなど種類豊富。とくにイチゴは一年中栽培され年間を通しての人気メニューです。
イチゴはオーダーが入ってからブレンダーでジュース状にする果汁100%、風味や香りがより豊かに味わえます。氷を削りながら特製練乳とイチゴ果汁をかけることを3回繰り返し、どこにスプーンを入れても果実感たっぷり。ふんわりと口の中でとろける氷と甘いイチゴの優しい味わいを楽しんで。
フルーツ系以外も抹茶やほうじ茶、ティラミス、黒蜜きなこなど充実したラインナップ。とくに抹茶は鹿児島の指定農園で有機栽培した茶葉を使うこだわりも。この茶葉から作る抹茶のシロップと特製練乳を交互にかけた中にあずきをたっぷり入れ、さらに氷を削って抹茶シロップをかけるとその上からお餅のソースをかけていきます。トロリとした伸びのいい餅ソースがふわふわの氷をやわらかく包み込む新しい食感です。
かき氷にはどの種類にもお口直しの長野県名物の野沢菜が付きます。温かいお茶と一緒にいただきながらゆっくりとくつろいでくださいね。