四国一の大河・吉野川を始めとして、100本以上もの川が街中を流れる自然豊かな都市、徳島市。そのランドマークといえば、眉のようになだらかな形をした優美な山「眉山」です。このエリアには、全国から参拝者が訪れる縁結びの神社や四国一の絶景スポット、歴史ある和菓子の名店などがぎゅっと詰まっています。そこで今回は、癒しとワクワクを楽しめる、おすすめの立ち寄りスポットを集めました。徳島観光の合間に足を運んでみてはいかがでしょうか?
どこから眺めても美しい眉の形をしていることから、その名がついた「眉山」。山頂までは車で行くこともできますが、おすすめはのんびり空の旅を楽しめるロープウェイです。
乗り場は、徳島駅から歩いて10分の「阿波おどり会館」5Fにある「眉山ロープウェイ山麓駅」。チケットを購入したら、可愛らしいゴンドラに乗り込みしょう。
ゴンドラは、まさに空中を浮いているよう!眉山の歴史を語るユニークな車内アナウンスに耳を傾けていると、眼下に徳島の町並みがどんどん広がっていきます。山の緑の向こうに広がる雄大な風景が、すかっと爽やかな気分にさせてくれますよ。
「展望室」には、訪れる人の幸せを願う「眉山の鐘」が置かれています。鐘を鳴らしてみると、小さな幸せが訪れるかもしれませんね。
そして、山頂のもう一つの名物が、LEDを4100個使用した高さ6mの万華鏡「眉華鏡」。モニュメントの真下に穴が開いており、そこから上を見上げると、巨大な万華鏡がくるくるキラキラ、ゆっくり光り輝いて見えます。
徳島駅から歩いて10分。眉山のふもとにある「徳島眉山天神社」は、1806年に現在の場所へお社を創建した歴史ある古社。コンパクトな境内には、学問の神様・菅原道真公を始めとして、4つの神様が鎮座しています。
その中でも、若い女性でにぎわう華やかな神社が、一番奥にある「姫宮神社」。こちらは、巨大な岩がご神体というミステリアスな神社で、その神秘のパワーは、古くから縁結びや女性の病気平癒にご利益があると言われてきました。
宮司の奥様がひとつひとつ心を込めて墨書きをする、月替りの御朱印も評判です。御朱印のデザインは、全て奥様のオリジナル。ひとつとして同じデザインがないのも人気の理由です。どの御朱印も優しい色合いで、眺めているだけでほっと心が和みます。
徳島駅から徒歩10分。旧徳島藩主の居城後から市民に親しまれる場所になった「徳島中央公園」。広大なその敷地は、およそ20万平方メートル。日本で5本の指に入る大きな公園です。
園内の南側には、徳島城博物館、旧徳島城表御殿庭園、鷲の門など、主要な観光スポットがぎゅっと凝縮。立派な松がいたるところにあり、春は桜と松を同時に楽しめるのもここならでは!
徳島駅から徒歩15分。眉山のふもとにある「和田乃屋 本店」は、「滝の焼餅」で知られる老舗の甘味処。徳島藩主・蜂須賀家政が、徳島城を築城した際に献上したと言われ、今も寺町界隈には複数の店舗があります。
名物の「滝の焼餅」は、名水「錦竜水」で炊いたあんを石臼で挽いた米粉ともち米粉の皮で包んで、ひとつひとつ手焼きしたお菓子。焼き立ての焼き餅は、外はカリッと中もっちり。軽い食感で何個でもいけちゃうおいしさです。アツアツのお餅を頬張りながらのお抹茶もまた格別ですよ。
眉山周辺は、心はずむスポットの宝庫。徳島観光で少し時間が余ったら、お気に入りのスポットに立ち寄って、特別な思い出を作ってくださいね。