1925年に大阪府八尾市で創業した老舗の和菓子店「風土菓 桃林堂(ふうどか とうりんどう)」。伝統的な日本家屋の趣を残した上野店は喫茶室を併設しており、人気和菓子の「小鯛焼」と香り豊かな抹茶のセットをいただけます。丹波大納言小豆のつぶ餡を使った上質な和菓子や今年の干支が描かれた可愛らしい和菓子は贈り物にもおすすめです。
千代田線根津駅から徒歩10分。数々のお寺に面した言問通りを進み、路地裏を抜けた先に「風土菓 桃林堂(ふうどか とうりんどう)」はあります。JR上野駅からは徒歩14分。途中、緑豊かな上野恩賜公園を抜けていきます。ゆっくりとお散歩をしながら、行きと帰りでルートを変えてみるのも楽しそうです。
暖簾をくぐり引き戸を開けると、店内は日本家屋の趣が残る落ち着いた雰囲気。開店以来ずっと変わらないという天井は、網代(あじろ)天井や竿縁(さおぶち)天井、格天井などいくつものデザインがあり、目を楽しませてくれます。
人気和菓子の「小鯛焼(292円)」は、中に丹波大納言小豆のつぶ餡がたっぷりと詰まった贅沢な一品。ちょこんと可愛らしい小ぶりなサイズですが、濃厚なつぶ餡がぎっしりと詰まっているので1匹でも十分な満足感です。喫茶室ではタイミング次第で焼きたてを食べることも。宇治・山政小山園の香り豊かな抹茶と一緒にいただけば至福のひと時を過ごせます。
おめで「鯛」ということから、ちょっとしたお祝い事の贈り物としても人気です。4日ほど日持ちがするので、購入後、店から発送手続きをするのも良いですね。
その年の干支が描かれた「干支もなか」は新年のご挨拶にもぴったりの可愛らしい和菓子。3組の皮に対して十分な量のつぶ餡がセットになっています。手詰めをして食べるので、パリっとした皮の食感を楽しめますよ。毎年、12月上旬から販売している人気商品で、売り切れ次第終了なので注意しましょう。
家へのお土産には、選りすぐりの国産小豆を使用した「懐中汁粉」がおすすめです。ふっくら煮た小豆をていねいに濾して作っているので、とろっと滑らかな舌触り。甘さ控えめで、小豆本来の濃厚な味を心ゆくまで味わえます。
こちらは喫茶室ではいただけませんが、店頭で購入することができます。顆粒の状態で売っているので、お湯を注ぐだけでお家で手軽に美味しいお汁粉を食べられるのが嬉しいところ。お餅や白玉団子などを加え、アレンジしてみるのも良いですね。
季節限定の和菓子も販売しているのでSNSをチェックしてみましょう。
オンラインショップもあり、そちらで購入することもできますよ。
趣のある喫茶室で和のひと時を過ごせる「風土菓 桃林堂」上野店。
こだわりの和菓子を食べに足を運んでみませんか。