観光スポットはもちろん、グルメやショッピングも充実した東北随一の都市・仙台。カフェもたくさんありますが、今回は隠れ家的な雰囲気のお店を5つ集めました。「こんなところにカフェが?」というユニークな立地のお店や、植物でほどよく目隠しされたお店など、とっておきにしたい空間が勢揃い。静かなひとときを過ごしたいときにぜひどうぞ。
JR仙台駅西口から続くアーケード街のひとつ「クリスロード」の中ほどから少し入った場所にある「cafe haven't we met opus(カフェ ハヴント ウィー メット オーパス)」。ファストフード店の入口の横から入る長い通路でたどり着く道のりも楽しいお店です。
スタイリッシュな店内で味わえるメニューは、シンプルながらおいしさにあふれた上質なものばかり。注文を受けてから1杯ずつ抽出するコーヒーは、新鮮な豆の心地よい香りを放ちます。スイーツはチーズケーキやシフォンケーキなど、カフェの定番メニューが勢揃い。お腹がすいたときはサンドイッチやトーストなどの食事メニューもおすすめです。
地下鉄勾当台公園駅から徒歩約2分、三越近くの細い路地にある「MILLS(ミルズ)」。創業40年以上の老舗です。木の温もりがあふれるレトロな店内は2階が喫茶スペース。年月を経て風合いを増した床や椅子の質感がタイムスリップしたような気分にさせてくれます。
メニューはコーヒーからお酒、軽食、スイーツまで幅広く揃います。中でも人気のスイーツが、琥珀色のガラス皿と木のスプーンがキュートな「生チョコトリュフ」。お店で淹れるコーヒーの豆を砕いてまぶした「コーヒー」、石巻産の塩を使った「塩」、丸ごとひと粒入った「ヘーゼルナッツ」の3種類セットで、コーヒーとの相性も抜群です。
中心街から少し離れた北四番丁にある「CAFE soyo(カフェソヨ)」。大通りに面していながらすだれや緑で目隠しされているので、静かに過ごしたいときにもぴったりです。店内は北欧モダンをベースにしつつ茶花や玉砂利などを取り入れ、日本の美を感じる空間です。
メニューは茶道を嗜むオーナーが点てる本格的な抹茶などのドリンクやスイーツ、ヘルシーなランチなど。創業400年以上の山形の老舗「菊地保寿堂」にオーダーしたオリジナルの茶釜で沸かすお湯が素材の旨味を引き立てます。お店で炊いたあんとホワイトチョコレートをベースにした和風トリュフチョコレート「そよ玉」(写真)など、和スイーツも美味。
JR仙台駅東口から徒歩約10分、賑やかな駅周辺から離れた静かな場所にある「CAFE&ANTIQUE TiT(ティティ)」は、築100年の蔵をリノベーションしたカフェ&ギャラリー。こちらの蔵は、明治~昭和初期の蔵や商家が数多く残る秋田県横手市増田町にある、オーナーの実感から移築。現在の住まいである杜の都で生まれ変わりました。
重厚な梁を生かして蔵の雰囲気をそのまま再現した店内では、商品でもあるヴィンテージやアンティークの食器で、ドリンクやスイーツ、サンドイッチやカレー、パスタなどをいただけます。また、店内には1000冊以上の本があり、自由に読むことができます。
美しい銀杏並木でも知られる「晩翠通り」沿いにある「cafeえにしえ」。通りに面しながらもビルの2階にあるため、隠れ家的な雰囲気が漂います。「仙台の美しい四季を愉しむ」というコンセプト通り、店内からは晩翠通りの眺めをいつも楽しめます。メニューは定期的に替わる野菜たっぷりのランチやシフォンケーキ、フレンチトースト、日本茶のフレーバードティー、コーヒーなど。ビル入口の控えめな看板が目印なので、見逃し注意です。
いかがでしたか?
今回は、過去に「ことりっぷWEB」で紹介したお店の中から、隠れ家的な雰囲気でゆっくり過ごせる仙台のお店をまとめてご紹介しました。メニューや営業時間、定休日などの情報は、各記事の公開時点のものですので、事前に確認しておでかけしてくださいね。