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2000個のモビールが美しい!茨城で〈いしおかアートスケープ〉が開催中

  • 2023年12月15日
  • コロカル
石岡の自然や風景の美しさを引き出す作品が展示

茨城県の真ん中に位置する石岡市。筑波山麓ののどかな里山風景が広がる、このまちの魅力を再発見してもらおうと〈いしおかアートスケープ〉が12月2日から開催されています。

会場となるのは、2021年に体感型の施設としてリニューアルした〈いばらきフラワーパーク〉と、古くから常陸国(ひたちのくに)の政治や文化の中心として栄えてきた石岡を体感できる歴史公園〈常陸風土記の丘〉のふたつの施設。

2021年に、「見る」から「感じる」フラワーパークにリニューアルした〈いばらきフラワーパーク〉。

2021年に、「見る」から「感じる」フラワーパークにリニューアルした〈いばらきフラワーパーク〉。

万葉集にも詠われた潤いある文化を築き、数多くの文化史跡や名所旧跡、民俗芸能が伝承されてきた「歴史の里」を舞台に、6名の作家によるアート作品が展示されます。

〈いばらきフラワーパーク〉の園内を見渡す「グリーンヒル」には、武蔵野美術大学で特任准教授も務める小松宏誠さんが手がけたモビールアートを展示。

繊細で美しい2000個ものモビールが広い空から光や風を受けて、まるでひらひらと舞う蝶のように輝く光景をつくり出します。

photo:いばらきフラワーパーク

photo:いばらきフラワーパーク

また、同園ではイルミネーションイベントも開催しており、2024年1月14日までの期間中は、照明デザイナー・矢野大輔さんの演出によって、モビールも幻想的にライトアップされます。

モビールアートのライトアップ時の様子。photo:いばらきフラワーパーク

モビールアートのライトアップ時の様子。photo:いばらきフラワーパーク

「バラテラス」のシャンパンゴールドにきらめくライトアップも合わせて楽しめます。

「バラテラス」のシャンパンゴールドにきらめくライトアップも合わせて楽しめます。

一方、〈いばらきフラワーパーク〉からバスで約12分の場所にある〈常陸風土記の丘〉では、12月16日からアート作品が展示されます。

古代家屋や遺跡、移築復元した古民家を利用し、自然現象をも取り入れる手法によって生み出された作品が揃います。

photography Alfie Goodrich

Photo 西うつ樹

芸術祭の開催期間中、〈いばらきフラワーパーク〉ではマルシェやコンサートなどのクリスマスイベントも開催される予定です(詳細は公式ホームページをご確認ください)。

豊かな自然に育まれた地元の野菜や果物を使ったグルメも味わいながら、石岡の新たな魅力を体感してみてはいかがでしょうか?

information

いしおかアートスケープ

開催期間:2023年12月2日〜2024年2月25日 ※常陸風土記の丘は12月16日から展示開始

会場:いばらきフラワーパーク(茨城県石岡市下青柳200)、常陸風土記の丘(茨城県石岡市染谷1646) ※営業時間、休園日、入園料は各施設による

作家:小松宏誠、矢野大輔、石渡愛子×小松宏誠、WA!moto. “Motoka Watanabe”、鈴木美緒、加藤みいさ

イベント共通チケット:2023年12月16日〜2024年1月14日/大人1300円、小中学生450円

2024年1月20日〜2月25日/大人1000円、小中学生350円、未就学児無料 ※各施設の入園料含む

Web:いしおかアートスケープ 特設サイト

*価格はすべて税込です。

writer profile

Mae Kakizaki

柿崎真英

かきざき・まえ●ライター。宮城県仙台市出身。2019年よりフリーランスライターとして、東京を拠点に活動中。月刊誌やニュースサイト編集者としてのバックグラウンドを活かして、Webメディアや雑誌などに寄稿を行う。

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