間違った健康法・わかりやすい健康法
9月28日、医師で医学博士の柳澤綾子氏による新刊『身体を壊す健康法 年間500本以上読破の論文オタクの東大医学博士&現役医師が、世界中から有益な情報を見つけて解き明かす。』が発売された。発行はGakkenで、四六判、224ページ、定価は1,650円(税込)である。
同氏は東京大学医学系研究科公衆衛生学客員研究員で、国立国際医療研究センター客員研究員、集中治療、麻酔科専門医指導医であり、娘を育てる母でもある。同書では間違った健康法や、わかりやすい健康法などが紹介されている。
オーガニック食品は本当に安心?
毎日、無数の論文が発表され、中には常識を覆すものもある。「医学的に正しい情報」「エビデンス」は日々更新されるため、医師免許を持っている医師でも正しい情報を把握し続けることは難しい。ただ、すり傷や切り傷をすぐに消毒するというかつての常識のように、既に間違いだとされているものもある。
柳澤綾子氏は年間500本もの論文に目を通す「論文オタク」である。論文だけにとどまらず、1万人以上の臨床経験がある医師、研究者、母親としての顔もある。新刊では、身体を壊してしまう健康法、最新のエビデンスに基づく健康知識などが紹介されている。
「やせる炭水化物、存在します」「オーガニック食品は安心、とする健康エビデンスはほとんど出ていない」「総カロリーを減らそうとすると、健康とダイエットから遠ざかることがある」「サプリメントは一部を除いて、有効性は確立されていない」などを解説する。
(画像はAmazon.co.jpより)
【参考】
※『身体を壊す健康法 年間500本以上読破の論文オタクの東大医学博士&現役医師が、世界中から有益な情報を見つけて解き明かす。』 ‐ 学研出版サイト
https://hon.gakken.jp/book/2380211600