「AGE(エージーイー)」って、聞いたことありますか?
「AGE」とは、タンパク質が糖化してできた最終産物のことです。
「AGE」は老化の原因物質として考えられています。
この「AGE」が皮膚にたまってくると、肌はハリを失い、「たるみ」や「しわ」などにつながるそうです。
また、体の中にたまることで、動脈硬化やガンにつながるともいわれています。
「AGE」が体の中にたまる原因は2つあります。
1つ目は、血糖値が高いこと。血糖値が上がると、「タンパク質」に糖が結び付き、体内で「AGE」ができます。
血糖値を高くしない食生活にすること、糖質過剰の食生活をやめることが大事なんですね。
2つ目は、食事から「AGE」を摂取することです。
「AGE」を多く含む食事を食べている人ほど、体に「AGE」がたまっているそうです。
「AGE」は、タンパク質が糖や脂肪と一緒に高熱で加熱された時に作られます。
「AGE」が含まれているかどうかの見分け方は、「茶色のコゲ」!
揚げ物や、焼き肉、フライドポテト、こんがり焼いたホットケーキなどには「AGE」が多く含まれています。
【生→蒸す・ゆでる→煮る→炒める→焼く→揚げる】
この調理方法の順番で「AGE」は増えていきます。
食材よりも、調理の仕方が影響することを覚えておきましょう。
AGEを増やさないようにするには、どういうことに気を付けるべきなのでしょうか。
・低温蒸し料理を増やす
生食が一番いいのですが、ゆでたり、蒸したりするのも、AGE
をおさえられます。
ただし、電子レンジで蒸すと高温になるので、温野菜サラダを作るときは、蒸し器や鍋を使って蒸すのがおすすめです。
・炒め物料理を蒸し焼きにする
肉などを炒めるときは、途中でふたをして蒸し焼きにするだけで「AGE」をぐっとおさえることができます。
・パンは焼かずに食べる
焼き目をつけることで「AGE」が増えます。
・コロッケや鶏肉のから揚げなどは「揚げないレシピ」を参考に作る
揚げ物を「揚げないレシピ」で作ることで、手間もはぶけ、AGEもおさえることができます。
・二度揚げはしない
・肉や魚、炭水化物を焦げ付かせない
いかがでしょうか?
「絶対に揚げ料理や焼き料理はダメ!」ということではありません。揚げ料理や焼き料理を少し減らし、かわりにカルパッチョなど生鮮食品を増やすなど、自分ができる範囲で工夫して「AGE」を減らしてみてください。