みずみずしく艶めいた素肌感を演出する、人気の艶肌メイク。マットなお肌よりも肌の質感が強調されるため、ファンデーションの選び方や塗り方がとても重要!
そこで今回は、メイクアップアーティストのSATOEさんがご紹介するファンデーションの選び方をご紹介します。
今はどのブランドからも薄づきで艶の出るタイプのファンデーションが登場されていますので、艶タイプのものを選んでください。
★色の選び方
百貨店などに行くと、白っぽい色やピンク系を勧められたりするかと思います。でも日本人は基本的に黄色人種なので、ピンクよりも黄色みの強いものを選ぶ方がお肌に合う方が多いです。ご自身のお肌がブルーベースかイエローベースか、見極めてお買い求めください。
★明るさの選び方
お顔と首のトーンの差はだいたい2トーンから3トーンです。お顔は何も塗らなくても首よりも前と上に位置しているので、光が当たって勝手に明るくなります。
メイク時にはハイライトなどでお顔の中心を明るくすることが多いので、ご自身のお肌と全く同じ色・もしくは1トーン暗めの色を選んでいただくと失敗はありません。
ハイライトなどでお顔の中心を明るくすることによって、自然とフェイスライン(お顔周り)が暗く引き締まるように見せることができます。また、1トーン暗めを選ぶと、そばかすやシミなども隠れやすくなり、コンシーラーが楽です! 元々お肌がくすんでいる方はファンデーションの前にピンク系のコントロールカラーを、赤みがある方はイエロー系のコントロールカラーを使うのも良いですね。
せっかくのツヤタイプファンデもこってりと分厚く塗ってしまうと意味がありません。手の体温で馴染ませながら、薄く伸ばしてください。
その後はスポンジでパッティングして、いらない油分を取りながら肌に馴染ませていきます。いかにもファンデーションを塗っていないような素肌感を演出できれば勝ちです♪
クマ・シミ・シワ・ニキビなどのお肌のトラブルを、ファンデーションで塗り隠そうとする方がとても多いですが、それは大間違い!ファンデーションはあくまでもお肌のムラやくすみを取ってお肌を整えるものであって、全てをカバーするものではありません。
カバーするのは断然コンシーラーです! ただし、艶肌メイクの場合はこれもファンデと同様薄く塗ってくださいね。最後のプレストパウダー(お粉)もファンデーションと同じく、黄色みのあるものか透明のものをお使いいただくと、より自然です。つける量はほんの少しで大丈夫です! つけ過ぎて粉っぽくなるとせっかくの艶感が台無しです。
ラメが入っているものは、お肌が変にギラついたり、ラメの偏光によってお肌がデコボコに見えたり、逆にシワが目立ったりすることが多いので、あまりオススメしません。これはチークやハイライトも同様です。
メイクの土台となるファンデーション。なりたい顔に近づくためにはメイクテクニックも大切ですが、ベースがいまいちだと折角のテクニックも映えません。これを機にファンデーションやご自身のお肌へのメイク法、見つめ直されてはいかがでしょうか?
メイクアップアーティスト/SATOE(KYOTO MAKE-UP STUDIO LOODY)
AUTHORs編集部