美容師のお仕事は、サロンワークだけではありません。
特にWEBやSNSが当たり前になっている昨今では、美容師たるもの、自分のヘアスタイルや技術を積極的に発信していくことが重要になってきています。
カラーやパーマ、ヘアアレンジだけではなく、撮影の技術もスキルアップしていかなければいけません。スキルアップには日々の勉強のほか、外でのセミナーを受講する美容師さんがたくさんいます。
そんな美容師業界の最前線で活躍する、AUTHORs Beautyでも人気の美容師さん、堀井大輔さんと山田裕資さんに、美容師さんが受けるセミナーについてお話をお伺いしました。
堀井さんは名古屋の“CLOWNhair”サロンの代表、山田さんは静岡で4店舗を展開する“megaMix”のCBLD店(浜松)の店長として、最前線で活躍する美容師さん。
なぜそんな店長やオーナークラスの美容師さんが、セミナーを受講するの?
セミナーって駆け出しの美容師さんが受けるものなのでは?
そんな素朴な疑問に答えていただきました。
「興味のあるセミナーには、美容師を何年やっていても参加しています。流行は常に変化し続けているので、いつでも学ぶことはたくさんあります。
その中でも、ヘアアレンジセミナーは自分を変えてくれるきっかけになりました。そのセミナーのおかげで、今の自分があります。
また、美容師さん同士ですが、自分のお店や自身の宣伝にもなるし、技術を教え合ったり情報交換をしたりして、モチベーションアップにも繋がるので、遠方でも積極的に出るように心がけています。」と堀井さん。
今回のセミナーでは、撮影の技術に関する講習を受けてきたのだそう。
ライトの当て方や、写真に映えるコテの巻き方、人の目を引くヘアスタイルなどの講習だったそうです。
また、堀井さんは名古屋、山田さんは静岡の美容師さん。2人が知り合ったのも同じセミナーを受講したことがきっかけなのだそうです。
セミナーではこうした美容師さん同士の横の繋がりも生まれます。繋がりが広がれば、イベントやヘアショーなど、さらにいろんな可能性が広がっていくんですね。
SNSの中でも特にインスタグラムでは写真が重要。いかにユーザー目線を引きつけるかがポイントになってきます。
山田さんはSNSでヘアアレンジなどの写真をアップするようになると、お客様が増えたり、遠方からも来てくれるようになったのだとか。「お客様が何を求めているのか、ユーザー目線に立ち返る点でもSNSは大切ですね。人と人との繋がりや、人柄も分かるインスタグラムなどは、僕自身の名刺代わりにもなるので、特に力を入れています。」
日々サロンワークでキレイを提供しながら、SNSやコラムで情報発信する理由は、お客様目線を忘れず自分の技術も磨くためだったんですね。