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Q. 朝食抜きより「朝食代わりにお菓子」の方が体にいいですか?【管理栄養士が解説】

  • 2024年5月26日
  • All About

朝食抜きが身体に悪いということは、多くの人が知っていることだと思います。では、朝食を全く食べないよりは、朝食代わりにお菓子を食べた方が健康的といえるでしょうか? わかりやすく解説します。
■Q. 朝食抜きよりも、お菓子であっても何か食べた方が健康的ですか?
Q. 「朝が本当に苦手です。朝食を食べた方がいいのはわかっていますが、食事を食べる時間も睡眠にあてたいです。朝食抜きに比べれば、朝食代わりにお菓子であっても何か食べた方がマシでしょうか?」

■A. お菓子は朝食代わりにはなりません。多少なりとも栄養バランスを考えて
栄養学的にいえば、お菓子は身体の栄養としてはおすすめできません。1分でも長く眠っていたい気持ちはよくわかりますが、ほんの少し早く起きて、最低限の朝食を取ってほしいというのが本音です。そちらの方が、目覚めもスッキリして、結果的に疲れにくい身体を作ることができます。

寝坊などでどうしても朝食が取れないようなとき、「朝食抜き」と「朝食代わりにお菓子」のどちらがマシかは、難しい問題です。

許容できるかどうかは、お菓子の内容次第でしょう。よく売られている「栄養補助食品」と呼ばれるものもお菓子と考えるのであれば、これは食べた方がいいでしょう。『カロリーメイト』『SOYJOY』などです。

一方で、チョコレートやキャンディー、クッキー、ポテトチップスなどのいわゆる普通のお菓子は「食べた方がマシ」とはいえません。朝食の役割としての価値は期待しないようにしてください。

どうしても時間がない、どんなに簡単でも朝食作りができない、という人は、ファストフード店の朝食セットなどでもいいのです。朝食には、多少なりとも栄養バランスが考えられたものを食べることが大切です。

▼平井 千里プロフィールメタボ研究を行いエビデンスに則ったダイエットを教える管理栄養士。小田原短期大学 食物栄養学科 准教授。女子栄養大学大学院(博士課程)修了。前職の病院での栄養科責任者、栄養相談業務の経験を活かし、現在は教壇に立つ傍ら、実践に即した栄養の基礎を発信している。

平井 千里(管理栄養士)

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