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「渡良瀬遊水地」 Q&A解説

読み:
わたらせゆうすいち
英名:
Watarase Retarding Basin
  • Q: 遊水地の役割は
    遊水地とはどんな場所で、どのような役割を果たしているのだろうか。

    A: 「遊水地」とは、洪水などで川の水が氾濫した時に、水を一時的にためて下流へ流れる水量を減らすために整備された場所だ。普段は水田やレジャーなどに利用し、洪水の時だけ水がたまる構造になっている。同じように水を一時的にためる場所として、「調節池」や「調整池」「貯水池」などがある。「遊水池」もかつては「池」の字を使うことが多かったが、現在では原則として「地」を使い、調節池や貯水池については「池」を用いる。渡良瀬遊水地の場合、全体を表す時には「遊水地」と呼び、出張所や事業の名称として定められている場合などのみ「遊水池」の名称が使われている。

  • Q: 渡良瀬遊水地の自然は?
    ラムサール条約登録湿地である渡良瀬遊水地には、どのような動植物がいるのだろうか。

    A: 渡良瀬遊水地は南北約9km、東西約6km、約3300haもの広さがあり、周辺を約30kmにわたって堤防や台地が囲む。本州最大といわれる広大なヨシ原が広がり、ツバメやモズ、猛禽類のチョウゲンボウやチュウヒなど130種を超える鳥類や、チョウトンボやキタテハなど1400種以上の昆虫、ゲンゴロウブナやウグイなど約40種の魚類をはじめとする数多くの貴重な動物がいる。また、メドハギやタチスミレ、ミズオオバコなど約940種の植物が確認されている。湖面にはヨシやガマ、マコモなどを植えた人工の浮島があり、護岸の緑化も進められている。

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