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「ちきゅう」 Q&A解説

読み:
ちきゅう
英名:
CHIKYU
  • Q: 「ちきゅう」は何を探ろうとしているの?
    地球深部探査船「ちきゅう」は、大深度掘削により何を解き明かそうとしているのだろうか。

    A: 海底深くの環境は原初の地球に似ていると言われており、コアとして掘り出される地層には地球環境の変化が刻まれている。「ちきゅう」が採取したコアの組成や成分を詳しく調べることで、私たちは生命誕生の秘密に近づくとともに、環境の変化を予測することができる。また、巨大地震発生域への大深度掘削も行うことが可能で、採取したデータは、地震が発生する仕組みや地球規模の環境変動、新たな海底資源の解明などに役立てられる。

  • Q: 「ちきゅう」とメタンハイドレートとの関係は?
    「ちきゅう」が渥美半島沖で行った、メタンハイドレートの海底掘削の概要は?

    A: (独法)石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)は2012年2月から3月下旬にかけて、「ちきゅう」により愛知県の渥美半島沖で、メタンハイドレート開発に向けた海洋産出試験のための掘削作業を行った。日本列島に沿って海底に存在する「沈み込み帯」でライザー掘削を行うことで、代替エネルギー資源として注目されるメタンハイドレートの生産状況や地層の変化などを把握することが目的だ。しかし、遠隔操作無人探査機のケーブルが切断するトラブルに見舞われ、JOGMEC所有の海洋資源調査船「白嶺」を派遣して作業を続けた。予定では、2013年中にメタンハイドレートの産出試験を実施し、2016年度から将来の商業生産に向けた技術基盤の整備を行う。

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