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「小水力発電」 Q&A解説

読み:
しょうすいりょくはつでん
英名:
Small Hydro Power
  • Q: 小水力発電の能力は?
    小水力発電の発電能力は、どれほどのものなのだろうか?

    A: 小水力発電とは、一般に出力1000kW以下の水力発電のことを指す。小水力発電設備を1年365日24時間フル回転してつくられる電力を約876万kWとすると、一般家庭が1年間に消費する電力量は約3600kWといわれているので、約2400世帯に相当することがわかる。また、小水力はほかの再生可能エネルギーを利用した発電方式に比べて設備利用率が高く、出力が安定しており、故障が少なくて維持管理の手間がかからないなど、多くのメリットがある。

  • Q: 小水力発電普及のカギは?
    どうすれば小水力発電を国内で普及させることができるのだろうか?

    A: 環境省が行った調査結果によると、出力3万kW以下の中水力と出力1000kW以下の小水力を合わせた中小水力発電の賦存量(設備容量)は、河川部で1650万kW、農業用水路で32万kW、導入ポテンシャルは河川部で1400万kW、農業用水路で30万kWとなった。また、再生可能エネルギーの全量固定価格買取制度(FIT)が導入されると想定した場合の導入可能量については、河川部で最大406万kW、農業用水路で同じく24万kWと推計している。2011年度には小水力発電設備の設置に関する規制が緩和されたこともあり、FITの要件緩和など政策次第で普及拡大が見込まれる。

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