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「石油依存度」 Q&A解説

読み:
せきゆいぞんど
英名:
Oil Dependency Rate
  • Q: 運輸部門の石油依存度を下げるには?
    運輸部門の石油依存度を下げるため、政府はどのような施策を進めているのだろうか?

    A: 石油依存度は、一次エネルギーに占める石油の割合のことだ。日本の石油依存度は、2007年度の時点で約44%となっており、7割を越えていた石油ショック以前よりは低下している。しかし、政府は、2006年の「新・国家エネルギー戦略」で、石油依存度を2030年までに40%以下にすることを目標にしている。その実現には、ほぼ100%を石油に依存している運輸部門における取り組みが不可欠だ。政府は、運輸エネルギーの石油依存度を80%程度まで下げるために、バイオガソリンの実用化などを進めている。また、ガソリンを使わない電気自動車などに用いる蓄電池の開発を、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO技術総合開発機構)を通じて行っている。

  • Q: 国産の石油はないの?
    日本の石油依存度は40%を超えるというが、国産の石油はあるのだろうか?

    A: 一次エネルギーに占める石油の割合が石油依存度だ。2007年度の日本の石油依存度は約44%だが、わが国で使用される原油の99.6%が海外から輸入されている。輸入先の9割近くは中東地域で、国別ではサウジアラビアが27.6%で最も多く、アラブ首長国連邦が23.8%、イランが12.2%、カタールが10.7%となっている(2007年度)。一方、わずか0.4%ながら自給している原油の産地は新潟県、秋田県、北海道にある油田だ。このうち新潟県には11カ所の油田があり、2008年には国内生産の半分以上を占める約55万キロリットルの原油が生産された。

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