2025/05/23 10:34 ウェザーニュース
明日24日(土)は梅雨前線が北上し、低気圧が東進します。西日本を中心に激しい雨の降るおそれがあるため警戒が必要です。
明後日25日(日)にかけて雨の範囲は東日本や北日本にも拡大します。
明日の朝には低気圧が九州の西に進み、梅雨前線が太平洋沿岸まで北上する予想です。低気圧はやや発達しながら、九州を北東に進むとみられます。低気圧や前線に向かって南西から非常に暖かく湿った空気が流れ込むため、周辺では雨雲が発達する見込みです。
空気中に含まれる水蒸気の量を表す指標のひとつである相当温で340K以上の湿った空気で、局地的には1時間に30〜50mmの雨を降らせるくらいの水準です。先日21日(水)と同様か、それ以上に強い降り方となる可能性があります。
九州や四国、中国は朝から雨の降る所が多く、近畿も昼頃までには雨が降り出す見通しです。東シナ海側や太平洋側を中心に激しい雨の降るおそれがあり、九州や四国の一部には大雨警報発表の可能性があるとして、早期注意情報が発表されています。道路冠水や河川・用水路の増水などに警戒が必要です。
低気圧の東進に伴って、雨の範囲は東日本や北日本にも広がっていきます。東海や関東などは明後日の午前中が雨のピークとなり、沿岸部を中心に雷を伴って強く降るおそれがあります。また、低気圧が発達することで風も強まり、横殴りの雨になる所がある見込みです。北日本でも雨風の強まる可能性があります。
低気圧が離れる西日本は北寄りの風が吹き込む日本海側で天気の回復が遅れ、雨の降りやすい天気が続く予想です。
5月末の週末で運動会が予定されている所も多いかと思われます。雨の影響を受ける地域が多くなりますので、最新の情報をこまめにご確認ください。