2025/05/22 17:41 ウェザーニュース
明後日24日(土)は梅雨前線が北上して、低気圧が進んできます。西日本を中心に激しい雨の降るおそれがあるため警戒が必要です。25日(日)にかけて東日本、北日本にも雨の範囲は広がります。
24日(土)の朝には九州に西に低気圧が進み、梅雨前線が太平洋沿岸まで北上する予想となっています。低気圧や前線に向かって南西から非常に暖かく湿った空気が流入するため低気圧の周辺では雨雲が発達する見込みです。
空気中に含まれる水蒸気の量を表す指標のひとつである相当温位で340K以上の湿った空気で、局地的には1時間に30〜50mmの雨を降らせるくらいの水準です。
九州や四国、中国では朝から雨の降る所が多く、近畿でも昼頃までには雨が降り出すとみられます。東シナ海側や太平洋側を中心に激しい雨の降るおそれがあり、九州各地は大雨警報発表の可能性があるとして、早期注意情報を発表されています。道路冠水や河川の増水などに警戒が必要です。
低気圧の東進に伴って、24日(土)の午後から25日(日)は東日本、北日本にも雨雲が広がっていきます。
東海や関東などは25日(日)の午前中が雨のピークになり、沿岸部を中心に雷を伴って強く降るおそれがあります。また、低気圧が発達することで風も強まり、横殴りの雨になる所がある見込みです。北日本でも雨風の強まる可能性があります。
低気圧が離れる西日本は北寄りの風が吹き込む日本海側で天気の回復が遅れ、雨の降りやすい天気が続く予想です。
5月末の週末で運動会が予定されている所も多いかと思われます。雨の影響を受ける地域が多くなりますので、最新の情報をこまめにご確認ください。