2025/05/03 09:49 ウェザーニュース
インドは北部で熱波が続いていて、パキスタンとの国境近くでは45℃前後の暑さとなっています。一方で局地的に雨雲が発達し、激しい雨による影響の発生した所もありました。
インドではベンガル湾とアラビア海からそれぞれ湿った空気が流れ込んでいる影響で雲が発達し、局地的に雨が強まっています。
5月1日(木)からの雨量は多い所で100mmを超え、デリーでも77mmの降水を観測し、冠水などの影響がありました。また、活発な雨雲の周辺では20m/s以上の突風を伴い、倒木などの被害も出ています。
来週にかけて雨雲の発達しやすい状況が続くとして、気象当局は局地的な雷雨や突風に注意するよう呼びかけています。
一方で、北西部を中心に熱波が継続中です。パキスタンとの国境に近いジャイサルメールでは1日(木)の最高気温が46.7℃まで上がって、5日連続で45℃以上です。ただ、週末以降は上空の気圧の谷の影響でこの地域も雨が降りやすくなり、熱波は落ち着く見通しです。40℃を上回る日は少なくなるとみられます。