ティラミスが水羊羹に?Mr. CHEESECAKEがGINZA SIXに旗艦店をオープン!ブランドの魅力が詰まったデザートコースを提供

  • 2025年5月14日
  • Walkerplus

なめらかな口当たりと豊かな香りのチーズケーキで多くのファンを持つスイーツブランド「Mr. CHEESECAKE(ミスターチーズケーキ)」。ブランド立ち上げ当初はECサイトのみでの販売だったが、2023年11月、「麻布台ヒルズ」に期間限定ストアをオープンさせたのち、一気に常設ストアを展開。2024年9月にJR東京駅構内にある商業施設「グランスタ東京」に、2025年2月には羽田空港、4月にはGINZA SIXに出店と怒涛の勢いを見せている。
2025年4月、GINZA SIXにMr. CHEESECAKEの旗艦店がオープン。ECサイトでは冷凍商品のみの取り扱いだが、常設ストアでは冷蔵商品や常温商品も取り扱う
2025年4月、GINZA SIXにMr. CHEESECAKEの旗艦店がオープン。ECサイトでは冷凍商品のみの取り扱いだが、常設ストアでは冷蔵商品や常温商品も取り扱う


GINZA SIX店はMr. CHEESECAKEの旗艦店として位置づけられ、イートインスペースも用意。チーズケーキとドリンクのペアリングが楽しめるカフェメニューや土日限定のデザートコース(要予約)を提供している。株式会社Mr. CHEESECAKEの代表取締役兼シェフの田村浩二さんにブランドの目指すものが何か聞くとともに、GINZA SIX店の魅力をご紹介!
株式会社Mr. CHEESECAKEの代表取締役兼シェフの田村浩二さん。フランス料理のシェフとして輝かしい経歴を持つ。レストランの特別感をより多くの人に届けるべく、Mr. CHEESECAKEを立ち上げた
株式会社Mr. CHEESECAKEの代表取締役兼シェフの田村浩二さん。フランス料理のシェフとして輝かしい経歴を持つ。レストランの特別感をより多くの人に届けるべく、Mr. CHEESECAKEを立ち上げた


■レストランデザートの魅力を自宅にお届け
東京のミシュラン二ツ星のレストラン立ち上げに携わり、渡仏してミシュラン星付きのレストランで修業を重ねた田村シェフ。世界的レストランガイドブック「ゴ・エ・ミヨジャポン2018」では期待の若手シェフ賞も受賞した。レストラン業界で注目を集めるとともに、ある思いもあったそう。

「世の中からの評価はとてもうれしく思っていましたが、レストランにやってくるのは同業者だったり、“フーディー”と呼ばれるような食通な富裕層だったり、ジャーナリストだったり…ダイニングが『おいしさを追求する場所』ではなく『品定めをされる場所』になってしまっているのを感じていました。母が食事にきてくれた時には『おいしいけど、何を食べているのかよくわからない』という感想ももらってしまって。一方で、レストランというのはそこでしか食べられない瞬間的なおいしさを通じて人々の時間を豊かにできる特別な場所だという思いもありました。レストランのおいしさを、多くの人に届けたい。その思いからMr. CHEESECAKEはスタートしました」

高校時代、親友の誕生日にチーズケーキを作ったことがきっかけで料理の世界に飛び込むことになった田村シェフにとって、スイーツの世界は身近なもの。

「誰が食べてもおいしくて、好きで、自分の技術で作れるものはなんだろう?と考えた時にパッと思いついたのがチーズケーキでした。幼いころから、自分の誕生日ケーキは母の手作りチーズケーキだったということもあって、自分の中で幸せやおいしさというものがチーズケーキと結びついていたんだと思います」

ECサイトのみでの販売が続いたのは、生産数の問題やコロナ禍の影響が大きかったそう。
複数の素材の香りそれぞれを引き立たせたケーキは、どれも立体的な味わいが楽しめる。GINZA SIX店では、ECサイトだと毎月6日の限定販売の「square roll cake」も販売
複数の素材の香りそれぞれを引き立たせたケーキは、どれも立体的な味わいが楽しめる。GINZA SIX店では、ECサイトだと毎月6日の限定販売の「square roll cake」も販売


「オンライン販売だけだとお届けできない方たちがいるとは感じていました。もっと多くの人々にMr. CHEESECAKEを知っていただき、おいしさをお届けしたい。そのためにも、実店舗はずっとやりたいと思っていましたが、ケーキの生産数の問題やコロナ禍のこともあって話が止まってしまっていました。今回、約半年の間にグランスタ東京、羽田空港、GINZA SIXと常設ストアをオープンさせることになったのは、それぞれの施設からたまたま同じくらいのタイミングでお声がけをいただいたということがあります。半年間で3店舗出店というのは大変なことではありましたが、どこも自分たちが出店したくて出店できる場所ではないので、頑張ろうということでオープンにこぎつけました」

ECサイトでは冷凍商品のみの展開だが、常設ストアに合わせて商品群も拡大。おみやげ市場にも応えている。
カップタイプの「Mr. CHEESECAKE Petit / S」。希少性の高いピュアなアマゾンバニラを贅沢に使ったRoyal Vanilla1個891円(写真手前)と芳醇なジャパニーズウィスキーを使用したWhisky Aroma1個891円(写真奥)はGINZA SIX店限定のフレーバー
カップタイプの「Mr. CHEESECAKE Petit / S」。希少性の高いピュアなアマゾンバニラを贅沢に使ったRoyal Vanilla1個891円(写真手前)と芳醇なジャパニーズウィスキーを使用したWhisky Aroma1個891円(写真奥)はGINZA SIX店限定のフレーバー


「ECサイトでは冷凍の一本型のチーズケーキをメインで販売しているんですが、常設ストアでは持ち帰りの時間のことも考えてカップタイプの冷蔵のものを用意しています。カップタイプのものは冷凍のものも販売することで、3〜4時間の移動にも耐えられるようにしました。ポップアップストアの時とは違って、常設ストアを開業させると『常温の商品はないんですか?』とお客様に聞かれることが想像以上に多く、フィナンシェやスノーボールといった焼き菓子もラインナップに加えました。店舗を出したことでお客様の声が早く入ってくるようになったので、それに合わせて商品展開をできるようになりましたね」

■ゆったりとしたカウンター席でMr. CHEESECAKEの世界に浸る
持ち帰りだけではなく、GINZA SIX店ではイートインもできるのがうれしいところ。Mr. CHEESECAKEのなめらかさをイメージしてカリモク家具が作ったカウンター席は、肌触りが抜群で、居心地もよい。
カウンター6席。淡い色味でまとめられた店内は、Mr. CHEESECAKEのイメージにぴったり
カウンター6席。淡い色味でまとめられた店内は、Mr. CHEESECAKEのイメージにぴったり


平日はカフェメニューとしてケーキとドリンクのセットメニューを提供。ケーキそのものは店頭で購入できるものだが、ケーキの味わいをより引き立てるソースやクリームが添えられる。例えば、カカオにコーヒー、焦がしバター、ほうじ茶で作られたリッチティラミスにはコーヒー豆を一緒に煮たオレンジコンフィチュールが付く。ティラミスとコンフィチュールを一緒に食べると、オレンジの酸味が実にさわやか!この味わいはGINZA SIX店だけの特別なものだ。(今後、カフェメニュー提供日程が変更になる可能性あり)
リッチティラミス オリジナル ドリンクセット1650円〜。写真のドリンクは武夷岩茶。世界遺産の武夷山でしか生産されない貴重な烏龍茶だ
リッチティラミス オリジナル ドリンクセット1650円〜。写真のドリンクは武夷岩茶。世界遺産の武夷山でしか生産されない貴重な烏龍茶だ

イートインで使われているチーズケーキ専用のスプーンは販売もしている。2本入り1595円
イートインで使われているチーズケーキ専用のスプーンは販売もしている。2本入り1595円


イートインで用意されているヘラのような形をしたスプーンはMr. CHEESECAKEオリジナルのチーズケーキ専用スプーン。「人間という生き物が何をどうおいしく感じるのか興味がある」と語る田村シェフが、「グラスが飲み物の味を変えるように、Mr. CHEESECAKEのためのカトラリーで、より特別なおいしさを提供したい」として開発。先端の厚さを0.3ミリと極限まで薄くすることで、なめらかな口当たりのケーキをダイレクトに感じられるようにし、樹脂製にすることでチーズケーキ本来の味わいを堪能できる。イートインの際はこだわりのカトラリーにも注目してほしい。

そして、特に注目を集めているのが土日限定のデザートコース6930円。コンセプトは「Mr. CHEESECAKEの原点」で、全4皿のデザートに、ペアリングドリンクを含むドリンク2杯が合わさっている。
デザートコースの「Fruits & Flavor フルーツと香り」。フルーツは季節によって変わる
デザートコースの「Fruits & Flavor フルーツと香り」。フルーツは季節によって変わる

デザートコース2品目は「Vanilla Tonka Lemon おいしさの記憶」は、Mr. CHEESECAKEのシグネチャーフレーバーであるクラシックを再解釈し、レストランデザートに仕上げた
デザートコース2品目は「Vanilla Tonka Lemon おいしさの記憶」は、Mr. CHEESECAKEのシグネチャーフレーバーであるクラシックを再解釈し、レストランデザートに仕上げた


「デザートコースでは、Mr. CHEESECAKEで出しているケーキを再解釈して、Mr. CHEESECAKEがどんなブランドかを知っていただける内容にしています。3品目の『Tiramizu 覧古考新』はカフェメニューでも出しているリッチティラミスを水羊羹の形でお出ししているんです。水羊羹はコーヒーとスパイスのクローブで香りづけしています。さらに、焦がしバターとほうじ茶の香りを付けたクリームにカカオパウダーをかけたものを添えています。水羊羹とクリームを一緒に口に含んでいただくと、ティラミスの味になるんです。なぜ水羊羹という形をとったかというと、日本でもの作りをするにあたって、日本料理、和菓子を表現したいと考えたからです」
デザートコース3品目の「Tiramizu 覧古考新」。通常販売されているリッチティラミスを構成するカカオ、コーヒー、焦がしバター、ほうじ茶を使用しつつも、表現方法を大胆に変えて作り上げた一皿
デザートコース3品目の「Tiramizu 覧古考新」。通常販売されているリッチティラミスを構成するカカオ、コーヒー、焦がしバター、ほうじ茶を使用しつつも、表現方法を大胆に変えて作り上げた一皿

デザートコースのラストを飾る「Fresh from the oven 温律」。焼きたてのチーズケーキでほっとするひとときを
デザートコースのラストを飾る「Fresh from the oven 温律」。焼きたてのチーズケーキでほっとするひとときを


田村シェフによれば、「Mr. CHEESECAKEはチーズケーキ専門店ではない」のだそう。

「チーズケーキというフォーマットを通してさまざまなおいしさをお届けするブランドです。チーズケーキにこだわるつもりはなく、Mr. CHEESECAKEのもの作り精神を引き継いでいることが大事だと考えています。チームのみんなで楽しく健康的に働き、効率的なプロセスを踏むことで、よりおいしさを追求する。ただ商品がおいしいというだけではなく、商品をとりまくすべてに突き詰めて『世界一じゃなく、あなたの人生最高に。』というおいしさをお客様にお届けしたいです」

随所に田村シェフのこだわりと気配りが感じられるGINZA SIX店。自分へのご褒美に、大切な人への贈り物に。Mr. CHEESECAKEならではのおいしさを堪能しよう。

取材・文=西連寺くらら

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