
接骨院で働いている僧侶は、やや性格に難あり!?
日本に転移した異世界人が魔法を使って、まったりと生活している4コマ漫画「異世界転移した僧侶は日本の接骨院で働いてます」をXで投稿しているKasoyun1(@Kasoyun1)さん。本作は、異世界ものをさらに進化させた「逆転移」漫画として、最近注目を浴びている。逆転移という斬新な設定を思いついた経緯や作中に出てくる魔法など、制作秘話をKasoyun1さんにお聞きした。
■異世界から現代の日本にやって来た僧侶は、どう生活するのか?
異世界より日本へ(1)
異世界より日本へ(2)
話し好きな客(1)
「最近の漫画やアニメに『異世界転移もの』が多くあるなか、『逆に異世界から日本に来たらどう生活するんだろう』と考えた」という、作者のKasoyun1さん。「でも、歴史を振り返ると異世界(魔法世界)から来るというプロットはありきたりなんですよね。なので、日常の中でまったりと魔法を使って生活する物語を考えました」と、本作が誕生した経緯を明かしてくれた。
また、「魔法使いとの生活」はよくあるパターンだったので、「僧侶と生活する」ということを最初に決め、次にどうやって生活させるかを考えたという。「できるだけ日常生活に近いところにしたいと思ったので、病院、スーパー、コンビニ、サラリーマン…といろいろ考えていた時に接骨院を見て、僧侶の魔法が使いやすいんじゃないかな」と接骨院を舞台に選んだ理由を教えてくれた。
作中では、「使えたら便利だろうな」と思う魔法がたくさん登場する。猫の言葉がわかる「翻訳魔法」については、ある日、出先でニャーニャー鳴いている猫たちを見かけ、何を言っているんだろうと思った時に「人間社会の俗世的な会話をしてるのかな」「人をバカにしていたらおもしろいかな。それを人間もわかったらどうかな」と考え、翻訳魔法の話を描いたと語ってくれた。
今回紹介した「異世界転移した僧侶は日本の接骨院で働いてます」は、Xにて毎週(ほぼ)日曜に投稿しているほか、キャラクターのイラストやデフォルメした動物のイラストなども発表しているというKasoyun1さんの、今後の作品も楽しみだ。
取材協力:Kasoyun1(@Kasoyun1)