「緑のgoo」は2025年6月17日(火)をもちましてサービスを終了いたします。
これまで長きにわたりご利用いただきまして、誠にありがとうございました。

【タクシーの幽霊】「あなたは来ないの?」相乗りしてきた乗客が変!?不気味!!運転手は「…やっぱりか」【作者に聞く】

  • 2025年5月28日
  • Walkerplus

「タクシーの幽霊」という都市伝説を聞いたことがあるだろうか?深夜、タクシーに乗り込んできた髪の長い女性客が目的地付近で忽然と消えてしまう。運転手が振り返ると、女性客が座っていたシートがぐっしょりと濡れていた…というものである。今回紹介するホラー漫画は、昭和に流行したこの都市伝説を現代版としてリメイクしたものである。
「タクシーの幽霊」という有名な都市伝説がモチーフ
「タクシーの幽霊」という有名な都市伝説がモチーフ / 三ノ輪ブン子(@minowabunko)


主人公の雨森は、採用面接28連敗中。現在は、雑学系ネットニュースサイトのライター兼雑用としてバイトをしている。主な取材先は、SNSやオカルト掲示板などで話題となっているスポットで、毎回嫌々ながらも「バイト代を弾む」という言葉に負けて行かせられる。そして、不幸にもバイト代に見合わないほど怖い怪異現象を目にする羽目となるのだった――。
SNSで話題となっているスポットの取材や撮影を依頼される
SNSで話題となっているスポットの取材や撮影を依頼される / 三ノ輪ブン子(@minowabunko)


今回も雨森は「自殺の名所の注意看板を撮ってきて★」という悪趣味な依頼を受ける。その帰り道でタクシーを拾うのだが、乗車後すぐに寝てしまい、目が覚めると隣に知らない女性が座っていたのだった。
ずぶ濡れの黒髪の女性が隣に!?
ずぶ濡れの黒髪の女性が隣に!? / 三ノ輪ブン子(@minowabunko)


本作は電子雑誌「comicタント」(ぶんか社)で連載中の「ただのうわさです」の第2話である。「ただのうわさです」は、原案を飯倉義之さんが担当し、漫画家の三ノ輪ブン子(@minowabunko)さんの手によって描かれている。本作について三ノ輪ブン子さんに話を聞いてみた。
飛び降りの名所の撮影後だっただけに、嫌な想像が…!
飛び降りの名所の撮影後だっただけに、嫌な想像が…! / 三ノ輪ブン子(@minowabunko)


――昭和の都市伝説「タクシーの幽霊」がモチーフの作品ですね。三ノ輪さんご自身も子どものころに聞いたことはあったのでしょうか?

子どものころには聞いたことはありませんでした。タクシーを利用するのは大人が多いので、どちらかというと大人の間で流行っていったのかもしれませんね。話がシンプルでいろんな派生バージョンが自然と生まれていったのがいかにも都市伝説らしくて、とても好きなお話です。

――「ただのうわさです」では、ほかにどのような都市伝説を取り上げていますか?

「死体洗いのバイト」や「メリーさんの電話」など、昔からある都市伝説を扱っています。どれも現代版の都市伝説として描いており、短編読み切りでいろいろな話が登場するので各話で違う角度からお楽しみいただけるかなと思います。

――電子書籍で1話ずつ購入することも可能なんですよね?何話まで連載されていますか?

全部で18話となります。1話ずつのご購入もできますし、第1話~第8話に書き下ろし漫画を追加で収録した第1巻もあります。2025年4月25日には第9話〜第18話に書き下ろし漫画をまとめた第2巻がKindleで先行配信されましたので、興味ある方はぜひ読んでみてください。

え…、どこに?
え…、どこに? / 三ノ輪ブン子(@minowabunko)

小学生のときに散々聞いていた世代の人にとっては「なーんだ、あの話か」と思うかもしれない都市伝説だが、若い人にとっては1周回って目新しく感じる話かもしれない。

そもそも、あなたが知っている「タクシーの幽霊」はどんな話だっただろうか?主に、乗客の幽霊の行動パターンには2種類の言い伝えがある。ひとつめは「いつのまにか消える」パターン。運転手に行き先を霊園や墓地、火葬場を指示し、到着して運転手が振り返ったときには女性の姿はなかった…というもの。

もうひとつは「家に帰る」パターンで、この場合、タクシーを拾う場所が墓地や霊園、火葬場などとなる。そして、民家の前に到着すると「持ち合わせがないので、お金を取ってくる」と言い残し、家に入る。待てど暮らせど戻ってこないので、タクシー運転手が民家を訪ねると「それは亡くなった娘です」と告げられるというもの。

あなたはどんな「タクシーの幽霊」のうわさを耳にしただろうか?そして、あなたが知っている都市伝説は、本当に「ただのうわさ」で終わらせられるものなのだろうか?都市伝説を深堀りして調べてみると、ルーツと思われる凄惨な事件や事故に行きつくこともある。「都市伝説×SNS」で現代版にリメイクされた新感覚ホラー。「こういう都市伝説、あったなあ」と思い出しながら、現代版にリメイクされた本作を楽しんでみよう。

取材協力:三ノ輪ブン子(@minowabunko)

※記事内に価格表示がある場合、特に注記等がない場合は税込み表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。

キーワードからさがす

gooIDで新規登録・ログイン

ログインして問題を解くと自然保護ポイントが
たまって環境に貢献できます。

掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。
Copyright (c) 2025 KADOKAWA. All Rights Reserved.