
京都の世界遺産・二条城で夜間限定の桜のイマーシブアートイベント「NAKED meets 二条城 2025 桜」が、2025年3月14日(金)〜4月13日(日)の期間、開催される。約50品種300本の桜が咲き誇り、京都でも人気を集める桜の名所・二条城を舞台に、日本の春の代名詞“桜”を存分に楽しむイベントとは一体どのようなものなのだろうか?
京都の世界遺産・二条城にて「NAKED meets 二条城 2025 桜」が開催!
■桜とネイキッドのアートが融合!イマーシブな桜空間を楽しもう
京都でも人気の桜の名所・二条城を舞台に、夜桜×ライトアップという組み合わせで2017年より開催されてきたネイキッドのイマーシブアートイベント。今年の「NAKED meets 二条城 2025 桜」はより一体感のある演出と、体験型アートを強化し、桜そのものの美しさを深く感じられるイマーシブな空間に仕上がっているという。
重要文化財・唐門では、二条城の守り神「桜守」の龍神が目覚め、春の訪れを告げる壮大な映像演出が繰り広げられる。さらにこの龍神は内堀のプロジェクションマッピングにも登場する。満開の桜とともに龍神が舞い、春風に舞う花びらが城を包み込む幻想的な光景を展開。二条城ならではのスケールで、物語性のあるアート体験となっている。
重要文化財・唐門にはプロジェクションマッピング「Spring’s Awakening」が映し出される
また、今年初の試みとして、桜の園に「光と音のインスタレーション『春雷の園』」というプログラムが取り入れられている。人の動きに呼応して光が変化し、桜吹雪が舞うような幻想的な空間を創り出し、訪れる人々に桜の中に溶け込むような没入体験を楽しませてくれる。
動きに合わせて音や光が変化し、桜の中に溶け込むようなイマーシブ空間が登場
庭園エリアでは、それぞれ異なるライトアップでさまざまな桜の表情が演出されている。庭園の池にひっそりと佇む「香雲亭」の周辺では、池に映る桜がライトアップされ、和の落ち着いた雰囲気を味わえる。
香雲亭のライトアップは、庭園の落ち着いた雰囲気を最大限に活かしている
一方、庭園エリアに立ち並ぶ桜並木では、光と音楽の演出によりきらびやかな桜の美しさを盛り立てる桜ライトアップ「桜颯(おうそう)」が見どころだ。
桜ライトアップ「桜颯(おうそう)」
■至福の一杯や桜フードを楽しめるフード・ドリンクエリアも登場!
「NAKED meets 二条城 2025 桜」では、贅沢な春のひとときを過ごせるバーエリアが登場する。この春、初公開となる二の丸御殿中庭の宴エリア「宵桜の庭」にオープンするのは、サントリージャパニーズクラフトジン「ROKU〈六〉」とのコラボレーションバーラウンジだ。
桜にちなんだ3種のオリジナルアルコールドリンクや、ネイキッドの飲食チームがプロデュースした「ROKU〈六〉」にぴったりな和の風味を活かしたおつまみをぜひ味わおう。また、特定の金曜日にはバーテンダーがドリンクを提供するスペシャルな体験も。二の丸御殿の中心で咲き誇る桜を眺めながら、グラスを片手に贅沢な春の夜を過ごしてみてはいかが?
サントリージャパニーズクラフトジン「ROKU〈六〉」とのコラボレーションバーラウンジが登場!
ROKU〈六〉SAKURA BLOOM EDITION ジンソーダ(600円)
和みのペアリングセット(2000円/ドリンク別売)
また、南門エリアにもフードメニューが充実!桜をテーマにした軽食やドリンクが販売される。ドリンクには「桜豆乳チャイ」、「桜レモネード」、フードメニューでは、温かい「京風おでん」や、ソイミートと葱でできた「Vegan焼き鳥」、スイーツには、桜のホイップが相性抜群のベビーカステラなど、多彩なラインナップでお花見気分を盛り上げてくれること間違いなしだ。
軽食やドリンクを購入できる南門の屋台エリアも桜色一色に!
桜レモネード(ICE/HOT 各900円)
京風おでん(800円)
■混雑を気にせずゆっくりお花見を楽しめる「ピクニックエリア」が新設!
今年一番の注目ポイントは、二条城随一の桜スポット「桜の園」に新設されたピクニックエリアだ。桜フードや桜ドリンクを購入できる南門エリアで当日販売される「夜桜ピクニックセット」を購入した人限定で入場できるエリアとなっているため、ゆっくり二条城でのお花見が楽しめる。
「夜桜ピクニックセット」では、チョコレートと選べるドリンクのほかに、桜のデザインがかわいいレジャーシートも付いてくる。友人や同僚と手ぶらで気軽にゆったりと夜のお花見が楽しもう!
※レジャーシートは持ち帰り可能です。
※ピクニックセットが完売次第、ピクニックエリアは封鎖されます。
二条城屈指の桜スポットで、ゆったりとお花見を楽しめる
■担当者が語る「NAKED meets 二条城 2025 桜」の狙いやターゲットとは?
今回紹介した「NAKED meets 二条城 2025 桜」について、担当者に開催の意図や狙い、二条城でライトアップイベントを行うにいたったきっかけなどについて聞いてみた。
――「NAKED meets 二条城 2025 桜」の開催に関して、意図や狙い、目的、ターゲットなどについて教えてください。
「NAKED meets 二条城 2025 桜」は、京都を代表する桜の名所・二条城を舞台に、日本の春の象徴である“桜”を視覚・空間・体験として複合的に楽しめるイマーシブアートイベントとして開催します。
桜や、歴史ある二条城の建築や庭園を、ネイキッドのアートと組み合わせることで、より日本を深く体験できる空間を創出しています。単なるライトアップや観賞にとどまらず、桜の持つ儚さや美しさを、映像・光・音・インタラクションを通じて多面的に感じてもらうことが狙いです。
ターゲットは、国内の観光客や地元の方をはじめ、日本の桜を楽しみに訪れる海外の旅行客の方々まで幅広く想定しています。歴史的な場所でありながら、デジタルアートと融合した桜体験を提供することで、世代やバックグラウンドを問わず楽しんでいただけるイベントを目指しています。
――二条城を舞台にしたネイキッドのイマーシブアートイベントはこれまでも複数回開催されているそうですが、これまで開催での反響などについて教えてください。
ネイキッドはこれまでにも二条城で複数回のアートイベントを開催し、毎回国内外のお客様から高い評価をいただいております。具体的な動員数は公開しておりませんが、各回とも歴史的建造物とデジタルアートの融合が新鮮で感動的だとの声を多く頂戴しています。
――二条城を舞台にイマーシブアートイベントを開催するというアイデアはどのようにして生まれましたか?
二条城でのイベントを開催するというアイデアは、世界遺産である二条城の持つ歴史的価値と美しさを、現代のアート表現と組み合わせることで、新たな文化体験を創出できるのではないかという想いから生まれました。伝統と革新の融合を通じて、訪れる方々に新しい視点で日本の文化を感じていただきたいと考えています。
――最後に一言お願いします!
桜は、日本の春を象徴する特別な存在です。毎年、同じ場所に咲く桜でも、咲き方やその瞬間に感じる景色は少しずつ異なります。「NAKED meets 二条城 2025 桜」では、歴史ある二条城の夜桜に、光や映像を重ね合わせることで、その儚くも美しい一瞬一瞬を、より深く感じていただける空間を創り出しました。
歴史ある二条城とネイキッドのアートが融合した、春の夜にしか体験できない特別なイベントとなっています。この春、二条城でしか出会えない桜の姿を、ぜひ体感してください。
京都の二条城にて開催される夜間イベント「NAKED meets 二条城 2025 桜」では、光と音が桜をさらに美しくするアート体験を楽しめる。また、今年は特別なコラボレーションバーラウンジや、落ち着いて花見を楽しめる「ピクニックエリア」も新設される。さらに進化を遂げた「NAKED meets 二条城 2025 桜」は要チェックだ。
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文=平岡大和