
友人同士で、家族で、はたまたデートと、楽しみ方さまざまなお花見。桜が咲いていればそれでOK……とはいえ、気兼ねなく満喫するなら事前の準備は大切だ。お弁当の選び方や春先のコーデまで、気を付けることは意外と多い。「あれを忘れた!」「こんなものがあればよかった……」をなくして桜を満喫するために、お花見の持ち物で必要なものからあると便利なアイテムまでを一覧で紹介したい。
お花見をばっちり楽しむための持ち物を一覧で紹介(写真はイメージ) / Fast&Slow / PIXTA(ピクスタ)
■飲み物、食べ物、お弁当
お花見での飲食はれっきとした伝統。桜の下、親しい仲間と囲む宴会は醍醐味の一つだ。食べ物はおにぎりやサンドイッチのように手で食べられるものや、たこ焼きや唐揚げのように取り分けがいらなかったり、つまようじで刺せるものだと手軽でおすすめ。また、傷みやすい食べ物は選ぶ際に避けるか、早めに食べるようにしよう。
また、お酒を飲まない人はもちろん、飲み会気分で楽しみたい人も、水分補給のために水やお茶はマストだ。
飲み物や食べ物をお花見会場の近くで買い足そうとすると、混んで時間がかかったり欲しいものが品切れ……という場合も。ある程度余裕を持って用意したり、道中で買っていこう。鉄道でお花見スポットに向かうなら、駅弁を買っていくのも楽しい。
■保冷剤・クーラーバッグ
食べ物をより安心して、また飲み物をおいしく飲むために、冷たさを維持できるクーラーバッグや保冷剤を持っていくのも手。クーラーバッグというと大型のものを思い浮かべがちだが、持ち寄りの一品と最初の一杯をしまえるお弁当サイズのクーラーバッグでも意外と重宝する。保冷剤はもちろん、事前に冷凍庫で冷やしておくのを忘れずに。
■レジャーシート・レジャー座布団
さまざまな野外シーンで必携のレジャーシートは、お花見でも大活躍。定番のブルーシートでも大丈夫だが、雰囲気を大事にしたいならオシャレな柄のレジャーシートを探してみるのもいいだろう。また、大人数のお花見や飛び入り参加がありうる場合は一枚のシートだと狭い場合も。付け足せる予備のシートがあればそんなケースも心配なしだ。普通のレジャーシートでは、時間が経つと下の凹凸が気になる人には、アウトドア用のクッションシートを選ぶのもおすすめ。
■食器類(紙コップ、紙皿、割りばし、スプーン、フォーク、栓抜きなど)
持ち寄った料理や飲み物を取り分ける様子もお花見らしい光景。うっかり落としてしまったり、他の料理と同じ皿に乗せるのが難しい料理があったりするので、使い捨ての紙コップや紙皿、割り箸もゆとりを持った数があると安心だ。また、意外と忘れがちな栓抜きにはご注意を。
■ペーパー類・タオル(ティッシュ・ウェットティッシュ・ペーパータオル)
口元を拭くのにはティッシュ、手指を拭いたりシートについた汚れを拭うにはウェットティッシュと、ペーパー類はお花見中フル回転するはず。また、ありがちなのがシートに飲み物をこぼしてしまって慌てて拭くケース。汚れても構わないタオルを用意しておくか、一気に吸い取れる大判のペーパータオルやキッチンペーパーがあると助かる場面も。
■ビニール袋
お花見のあとには食器や食べ残し、ペーパー類などさまざまなゴミが出るもの。会場を汚さないように、ゴミ袋としてビニール袋は必携だ。また、大きめのビニール袋は、突然の雨があった際、荷物が濡れるのを防ぐのにも使える。かさばるものではないので、大小の袋がそれぞれ複数枚あるといいだろう。
■折りたたみ簡易チェア・折りたたみミニテーブル
シートに座り込んでのお花見で、足がしびれたり疲れたりする……という人には、折り畳み式の簡易チェアがおすすめ。かなり軽量な作りなので、リュックに入れても重量感がなく持ち運びもラクラク。ちょっとしたお菓子やおつまみを置くのに便利なコンパクトテーブルも使い勝手がいい。
■日焼け止め・虫よけグッズ
夏のグッズと思いがちな日焼け止めや虫よけは、実はお花見シーズンにも用意しておきたいアイテム。春の紫外線は冬に比べて一気に増加するので、長時間野外にいたら日焼けのリスクあり。また、うっとうしい蚊も早ければ春先から活動しはじめるので、虫刺されが嫌という人は準備しておくといいだろう。
■防寒グッズ(カイロ・ひざ掛け)・防寒着
春は寒暖差が大きく、お昼は暖かくても、時間を追うごとに一気に冷える日が少なくない。また、強い風で体感気温がぐっと下がるということも。寒さに震えながらのお花見は楽しさも半減してしまうので、かさばらない程度に防寒アイテムは持っていくことをおすすめしたい。防寒着は、どんなコーディネートでもスムーズに脱ぎ着ができる羽織りのものを選ぼう。