
夫に「スマホ見せて」と言われた… / 画像提供:(C)グラハム子
かなは、夫と娘の3人暮らし。アレルギーがある夫のために手作りの食事を作り、足の悪い義母の面倒をみながら、パートをこなす。生活に過不足はないのに、どこか虚しさを感じている毎日。そんな妻の心を揺らしたのが、パート先の店長だ。店長とこっそりと会うようになったある日、夫に不倫がバレた。離婚したくない夫は「不倫をしてもいい」と、店長と会うことを許しーーグラハム子さん (@gura_hamuco)の「夫の公認なら不倫していいですか?」を紹介する。公認不倫というセミフィクションを描いた本作の秘話にも迫る。
■「私の人生はそれなりに幸せなはずなのに…」埋まらない孤独感
「夫の公認なら不倫してもいいですか?」(1) / 画像提供:(C)グラハム子
「夫の公認なら不倫してもいいですか?」(2) / 画像提供:(C)グラハム子
「夫の公認なら不倫してもいいですか?」(3) / 画像提供:(C)グラハム子
夫にときめかなくなって数年。かなの勤めるパート先に新しく若くてイケメンな店長がやってきた。目の保養にパートに行くのが楽しみになっていたが、一緒に働くうちに、パート以外でも店長と会うようになっていく…。
今回不倫漫画を描くことになったきっかけは、実は担当者からの提案だったという。不倫漫画は今の世に需要があると聞き、作者のグラハム子さんは「最初はちょっと悩みました。でも、チャレンジしてみよう!と描くことにしました」と当時の気持ちを語ってくれた。
経験者の体験談をもとに描かれたセミフィクションの本作。取材は不倫が公認の方と、公認ではない方からも話を伺ったそう。時には友人やママ友の飲み会でも不倫ネタを聞いてみたりして、いろんな人の経験を混ぜ合わせてできたストーリーだという。
描写でのこだわりについて、グラハム子さんは「主人公(妻・シタ側)の心理描写です。不倫漫画って『シタ夫とサレ妻』『サレた側の心情に寄り添っだストーリー』が圧倒的に多いんですよね。なら、私は『妻がシタ側で、シタ側に寄り添ったストーリーにしよう!』と思い、描き始めました」と熱い思いを語った。
不倫は認められていないが、夫が公認したのなら?そんな不倫をする妻側の心理を描いた注目作。ぜひ読んでみてほしい。
取材協力:グラハム子(@gura_hamuco)