
黒煙でおばあちゃんの顔が出現 / 画像提供:色白ゆうじろうさん
数年前からホラー漫画を描いている色白ゆうじろう(@mrwhiteblogger)さんは、SNSを中心に短編漫画を公開している。独特な世界観がなんとも魅力的で、どの作品も続きが気になってしまう。今回は過去に紹介した「火葬場の煙」をお届けするとともに、著者に大切な人が亡くなったあとの不思議な体験談などについても話を聞いた。
■不思議な火葬場の煙!?
主人公の家からは火葬場の煙がよく見え、とある噂では集まった煙は次第に故人の顔になるという。ある日、長い間介護をしていたおばあちゃんがこの世を去り、例の火葬場で火葬をすることになった。
「火葬場の煙」1-3 / 画像提供:色白ゆうじろうさん
介護に心底疲れていた主人公は、正直おばあちゃんの旅立ちを悲しむどころか安堵していた。そして火葬当日、主人公は用事があったから行けなかったのだが、家からは火葬場から昇る黒い煙が見えてきた。
1-5 / 画像提供:色白ゆうじろうさん
その煙を眺めながら、「噂が本当なら…おばあちゃんの最期の笑顔が見られるかもしれない」と心のどこかでそんな期待を寄せる主人公。煙はどんどん増えて一塊に集まっていき、やがて人の顔のようになってゆく。しかし、このあと主人公はその煙を見て、おばあちゃんの知られざる本心に気が付くのであった。
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色白ゆうじろうさんに大切な人が亡くなったあとに不思議な体験をしたことはあるか尋ねると、「ある親族が亡くなったとき、私は原因不明の高熱で寝込んでしまいました。周囲の人たちは『お別れの虫の知らせだ』と軽く言っていましたが、私は多忙でお見舞いに行けていなかったことを思い出し、『そのことを死に際に責められたのでは?』と考えると背筋が寒くなりました」と話してくれた。
主人公はおばあちゃんの本心を知って何を思ったのだろうか!?色白ゆうじろうさんはSNSやブログでホラー漫画を公開しているので、ホラー好きや興味がある人はぜひ一度読んでみて!
取材協力:色白ゆうじろう(@mrwhiteblogger)